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「国産カーボンフェース」がついに発売! ヤマハの新作「インプレス・ドライブスター」ドライバー、FW、UT、アイアンを試打検証<PR>
〈ヤマハ ゴルフ〉
2024年9月発売のヤマハの最新シリーズ「インプレス・ドライブスター」のドライバーは、独自のテクノロジー「8軸カーボンフェース」を搭載し、大きな注目が集まっています。今回は、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティー、アイアンをそれぞれプロとアマチュアに試打してもらい、その性能と実際のフィーリングについて聞いてみました。
国産カーボンフェースドライバーに発売前から問い合わせが殺到!
2024年9月20日、ヤマハから大注目の新製品「インプレス・ドライブスター」シリーズが発売となりました。
「インプレス」は、アマチュアでもやさしく飛ばせる性能を追求してきたシリーズで「+2番手の飛び」をうたうアイアンが人気を博してきましたが、今回、最も注目を集めているのは「国産カーボンフェース」を搭載したドライバーです。
「インプレス・ドライブスター」シリーズでは「TYPE/D」と「TYPE/S」という2種類のドライバーが用意され、いずれも新設計の「オクタアングルカーボンフェース」が搭載されています。シャフト製造などを手がける三菱ケミカルとヤマハが共同開発したもので、カーボンを8軸方向に配置し、64層にも及ぶ丁寧な積層を施すことで、高い強度とどこに当たっても飛んでくれる高い反発性能を実現しています。
そこで今回は、東京都内にある大型ゴルフショップ2店舗への取材とアマチュアゴルファーによる店頭試打を実施しました。
ゴルフ5フラッグシップストア新宿店でルイゴルフさんが試打
1店舗目は東京都新宿区にある「ゴルフ5 フラッグシップストア新宿店」です。対応してくれたのはクラフトマンも務めるショップスタッフの山内悠司さん。試打するのは、インスタグラムのフォロワー数が6万人を超え、若者ゴルファーからの支持を得ているルイゴルフ(大塚塁)さんです。
【ルイゴルフさん】※以下【ル】
ヤマハの新しいドライバー、すごく気になっているんです。カーボンフェースってやっぱり飛ぶんですか?
【山内さん】※以下【山】
結論から言いますと、すごくメリットのあるフェースだと思います。ヤマハのカーボンフェースは広い範囲で反発力が高く、安定してボール初速を出すことができますし、フェース部分を軽量化したことによって、ヘッド後方を重くでき、慣性モーメントも高くなっています。
【ル】そう言われるとより一層気になりますね。ヘッドは2種類あるんですか?
【山】「TYPE/S」はいわゆる“スタンダード”なヘッドで、慣性モーメントを追い求めつつも、適度な操作性や高弾道の飛びにもこだわっています。ツアーモデルに近い顔の良さがあることも特徴ですね。一方で「TYPE/D」は大きめのヘッドデザインで、後方のウエートも27グラムと重くすることで、慣性モーメントをとことん上げたミスに強い“ドロータイプ”です。スライスに悩んでいて、飛距離をロスしている人に最適ですね。
【ル】僕は「TYPE/S」の顔が好きですね。すごく構えやすくて、しっかり叩いていけそうです。
【ル】すごく振りやすくて、シャフトもタイミングが取りやすいですね。「カーボンフェース」は打感がソフトで、しっかり初速が出てくれますし、何より芯を外しても飛んでくれることに驚きです。しかも、どこに当たっても同じような気持ちいい打感なので、しっかり振り抜いていけます。
【山】ヘッド後方のウエートだけでなく、ネックの長さまで細かく作り込むことでタイプごとの特性を分けています。「TYPE/S」はネックをやや短めにして、慣性モーメントと操作性のバランスを取っています。一方で「TYPE/D」はネックの長さをしっかり取り、重いウエートを組み合わせることで、ヘッドにブレることなく直進する特性を付けています。せっかくなので「TYPE/D」も打ってみてください。
【ル】「TYPE/D」は楽に振っても、勝手にボールがつかまって飛んでくれる印象ですね。構えたときの顔も大きめで安心感があります。どちらも黒を基調とした落ち着いたデザインでカッコいいですし、打点がブレても飛ぶという結果も出てくれています。どのようにタイプを選ぶべきですか?
【山】どちらのヘッドも総重量やシャフト長などのスペックは共通していますので、ヘッドスピードよりもミスショットの傾向で選ぶと良いでしょう。ボールがつかまらず右に逃げる傾向の強い人はつかまりの良い「TYPE/D」が合いますし、引っかけるミスが多い人には「TYPE/S」が最適です。実は「TYPE/S」のように軽量で、ボールがつかまり過ぎないモデルは珍しいです。どちらも軽量帯で、つかまる「TYPE/D」と叩いていける「TYPE/S」を選べることがヤマハの新ドライバーの大きな特徴だと思いますよ。
【ル】2タイプを用意することで、幅広いゴルファーに合うようになっているんですね。今まで軽量帯のドライバーはあまり合わなくて使ってきませんでしたが「TYPE/S」なら思い切って叩いていけますし、ミスにも強くてしっかり飛距離が出てくれます。これは使ってみたくなりますね。軽い分、ヘッドスピードが上がってくれますし、もっと飛ばしたい僕の願望にぴったりです。
有賀園ゴルフ新宿高島屋店では「ゴルフのニュース」スタッフのOさんが試打
2店舗目は同じ新宿区にある「有賀園ゴルフ新宿高島屋店」です。店長の高鹿佑基(こうろく・ゆうき)さんが対応してくれました。
【高鹿さん】※以下【高】
「インプレス」自体の人気が高いこともあって、発売前から注目度はかなり高かったですね。試打する人の数なども考えるとヒットしそうな予感がしています。
【Oさん】※以下【O】
カーボンフェースを作っているメーカーはまだまだ少ないですし、国産と聞くとどんな性能なのか、気になります。
【高】実はフェースにカーボン素材を使ったケースは昔からありましたが、デメリットもあってなかなか定着しなかった歴史があります。しかし今回搭載された「オクタアングルカーボンフェース」は過去にあったデメリットが払拭されて、カーボンの持つ良さが最大限に生かされています。
【O】総重量がSフレックスで289グラムなので、いわゆる軽量帯のドライバーになると思いますが、どんなゴルファーに合いそうですか?
【高】もっと飛距離を伸ばしたいと考えるゴルファーに、ぜひ一度試していただきたいです。軽量帯のドライバーですので、シニア層のゴルファーやパワーのある女性ゴルファーにもお使いいただけます。純正シャフトのしなりにクセがなく、タイミングが取りやすい特性ですので、パワーのある人にもお使いいただけると思います。Oさんのような若い人でもカーボンフェースの良さが体感できるはずですよ。「インプレス・ドライブスター」を試打する時は、最初に「TYPE/D」を打ってから、弾道を見つつ「TYPE/S」に移行するのがオススメです。
【O】「TYPE/D」のつかまりはすごいですね。私は通常フェードヒッターなのですが、打つと自然にドローボールになっています。
【高】今年は上下左右慣性モーメントの合計値が1万を超えた「10K」が話題になりましたが「TYPE/D」もそれに近い数値を持ったブレないヘッドです。自分で操作するよりも、クラブに任せて振った方が良い結果の出るドライバーですよ。計測値を見ても、サイドスピンが非常に少なくなっていますので、つかまりつつも、ストレートに近い弾道で飛ばせていることが分かります。
【O】確かにつかまるけど、左に行き過ぎる感じはないですね。インパクトでフェースにボールが食いつく感じが強く、滑る感じが全くありません。
【高】カーボンフェースのメリットは、ゴルファーにとって本当に大きいものなんです。フェースを大きく作れるので反発力が高く、ミスにも強くなりますし、フェースを軽量化したことで余った重量を再配分することで、より緻密なヘッド設計が可能になります。やさしく、曲がらないドライバーを作る上で最適な構造なのです。芯を外しても飛距離ロスが小さく、球もネジレませんので、平均飛距離の伸びを体感できるはずですよ。
【O】「TYPE/S」は顔がコンパクトで好みです。ストレートな球が打ちやすいですね。でも、平均飛距離を比べると「TYPE/D」の方が出ていることが意外です。
【高】「TYPE/D」はドローバイアスが強く、慣性モーメントも高いので、インパクトで安定してフェースが閉じて当たってくれます。「TYPE/S」は左に引っかかるのを防いでくれますが、比較すると少しスピン量が増える傾向にありますね。つかまったボールでスピンを抑えながら、飛距離を伸ばせるのは「TYPE/D」になります。
【O】今までは操作性の高いヘッドばかり使っていましたけど、高慣性モーメントでつかまるドライバーも楽に飛ばせて魅力的ですね。「インプレス・ドライブスター」をテストして、自分の中にドライバーの新しい選択肢が生まれました。
発売前から大きな注目を集めていましたが、そうなった背景にはたしかなテクノロジーに裏付けされた性能の高さがありました。次のページでは、国内外のトーナメントの最新トレンドに精通するツアープロコーチの石井忍プロに、フェアウェイウッドとユーティリティーのインプレッションをしてもらいます。