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- 「3連続バーディー」「池ポチャ」「目玉バンカー」… 19歳ルーキーが過ごした慌ただしい“土曜日”
国内女子ツアー第27戦「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」2日目、19歳のルーキー・徳永歩(とくなが・あゆみ)が「72」でプレー。首位と1打差の通算3アンダー7位タイと、初優勝を狙える好位置につけた。
「一打一打を一生懸命やった結果」
◆国内女子プロゴルフ 第27戦
ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 9月26~28日 利府ゴルフ倶楽部(宮城県) 6590ヤード・パー72
「風というより自分のミスですね……」
1番から3連続バーディーの“ロケットスタート”を決めるなど、前半だけで4つスコアを伸ばして首位を走っていた19歳のルーキー・徳永歩だったが、一転して後半は苦しい展開となった。

流れが途絶えたのは15番のパー3。「グリーンに乗せるだけでいい」と心に決めて放ったティーショットだったが、右から吹く風の影響もあってか、ボールは無情にも左の池へ。「気持ちの奥底はピンを狙いたかったのかも……」とこの場面を悔やんだ。
ドロップゾーンからの第3打もやや引っかけて左に曲げたが、マンホールに当たって“池ポチャ”を回避する幸運も味方し、そこから2パットでこのホールをダブルボギー。以降は17番までパーを重ねた。
そして迎えた最終18番パー5で、再び試練が訪れる。フェアウェイからグリーンを狙った3打目が乗らず、ボールは右のバンカーへ。しかも“目玉”という不運も重なった。4打目はピンを大きくオーバーし、そこから3パットを要して再びダブルボギー。「15番と18番以外はすごくいい内容のゴルフ。そんなに悪くはなかった」とこの日のラウンドを振り返ったが、悔しい思いも少なからずあったに違いない。
4バーディー、2ダブルボギーの「72」。結局スコアを伸ばすことはできなかったが、通算4アンダーで首位に並ぶ6人とはわずか1打差。入谷響、荒木優奈に続く“ルーキーV”も狙える位置で、「優勝やトップ10にルーキーがたくさん入っているのを見ると、自分も頑張ればできるって思えるようになった」と、たくましい“同期”の存在も力になっている。
「一打一打を一生懸命やった結果がこのスコアだった。明日(最終日)も一打一打を一生懸命やって、結果的に優勝できたらいいなと思います」
97期生ルーキー3人目の優勝者となれるか――。運命の最終決戦は全美貞、尾関彩美悠と優勝経験を持つ実力者とのペアリングで、8時36分に1番ホールからティーオフを迎える。
徳永 歩(とくなが・あゆみ)
2006年2月10日生まれ、大阪府出身。5歳からゴルフを始め、24年のプロテストに合格。同期は入谷響、荒木優奈、都玲華、吉田鈴ら。ルーキーイヤーの25年シーズンは「KKT杯バンテリンレディス」、「明治安田レディス」でトップ10入りを果たす活躍を見せている。
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