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- 「今日で終わり」ツアー8勝・小田孔明が一時休戦を発表… 「2年半ゆっくりしてシニアツアーへ」【一問一答】
「やっていても上位にはいけそうにないなと」
◆国内男子プロゴルフ 下部
エリートグリップチャレンジ 10月8~10日 ゴールデンバレーGC(兵庫県) 7220ヤード・パー72
元賞金王でレギュラーツアー8勝の小田孔明(47歳)が、レギュラーツアーと下部ツアーからの一時休戦を発表した。
この日の第2ラウンドを1バーディー、4ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの「80」で回り、通算9オーバー93位タイで予選落ちした。ホールアウト後、報道陣の前で心中を吐露した。

小田の一問一答は以下の通り。
――今大会をもってツアーから一戦を引く
このエリートグリップチャレンジでツアーとチャレンジツアーはやめようと思って、もうQTも受けないので、あと2年半ゆっくりしてシニアツアーの方に行こうと。
――それはいつから決めていた?
ずっと前から今年終わったらやめるって決めていました。自分の体と色々付き合ったりして、予選は通るかもしれないですけど自分の思い通りにはいかないし、疲れも溜まってきているので、やっていても上位にはいけそうにないなと。とりあえず、今年出れる試合だけ出て、あと2年半シニアまでぼちぼちやろうかなと思っています。
――この大会でやめることを決めた理由は?
エリートさんにずっとお世話になっていたので。本当は福岡のチャレンジの試合だけ出て出るつもりはなかったんですけど、エリートさんにはお世話になっているので恩返しではないですけど、この試合だけは出ようかなと決めていたので、今回これで終わったのでこれで終わりかなという感じです。
――ほかの仲が良い選手には伝えている?
いや伝えてないです。今日一緒に回った選手たちに「今日で終わりだから」と伝えただけで。出れるなら最初から全部出てると思うし、3 試合しかチャレンジは出ていないし、レギュラーも2試合しか出ていないので自分の中で決めていたので一旦一区切りかなと。
――以前、シニアツアーで伊澤選手のキャディーを務めていたがそういう機会が増える?
来年はまだ分からないけど、再来年49歳の時にシニアに向けて伊澤さんのキャディーを何試合かするかもしれないので、そこからまたシニアに向けて頑張ろうかなと。
――オープン競技は出る?
そういうのは出ます。
――シニアツアーまでの2年間に向けて他にやりたいことある?
シニアに向けて体力作りもいるだろうし、そういうのもやりながら、何せずっと長い間戦ってきたので(笑)一回休みたいなというのもあったし、自分の思い通りのゴルフがここ3~4年くらい出来ていないのでツアーに行っても戦えないかなという感じになってきたので、若い選手の時代だし、いまはツアーに出ても上位に行く自信はないからそういう感じで一区切りという感じです。
小田孔明(おだ・こうめい)

名前の由来は三国志の智将・諸葛孔明で、ゴルフの師でもある父・憲翁さんが名付けた。2000年にプロ転向後は苦戦が続いたが、07年に初シードを獲得して流れを変える。翌08年「カシオワールドオープン」で初優勝を飾り、平均パット1位にも輝いた。飛距離とショットの巧さを兼ね備え、09年には初の賞金1億円超え。14年には「関西オープン」「ブリヂストンオープン」で2勝を挙げ、藤田寛之との接戦を制して悲願の賞金王に輝いた。22年には史上15人目となる生涯獲得賞金10億円を突破。九州出身の後輩プロから“チーム孔明”の兄貴分として慕われる存在。
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