- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 「先に打つべきか、待つべきか」優勝を分けた数分間の迷い 永峰咲希が申ジエとの勝負で下した決断
シード喪失を機にクラブ契約を見直し、ショートゲームを強化した永峰咲希。終盤の冷静な判断と勝負強いパットで接戦を制し、地元でツアー4勝目を手にした。
「ジエさんの勝ちへの貪欲さを感じました」
◆国内女子プロゴルフ 第4戦
アクサレディス 3月27~29日 UMKカントリークラブ(宮崎県) 6539ヤード・パー72
通算12アンダーで迎えた最終18番パー5。永峰咲希は、ピンまで残り82ヤードの第3打を、同組で優勝争いをしていた申ジエより先に打つべきか迷っていた。ジエがボールの救済を巡って競技委員を呼ぶなどし、第3打をなかなか打たなかったためだ。
「先に打ってしまおうかな。でも、ジエさんのショット次第で攻め方が変わるので、待つべきだと思いました」
ジエとの差はわずか1打。ジエがバーディー、永峰がパーならプレーオフに持ち込まれる状況だけに、後に打つ選択をした。ただ、この判断が結果的に緊張を和らげたという。

「ジエさんの勝ちへの貪欲さを感じましたし、時間があったことで徐々に冷静さを取り戻せました」
ジエが3打目をピン手前約7メートルに乗せると、永峰の3打目はそれより数十センチ手前に止まった。
「似たラインだったので、自分が先にいい外し方をしたら、ジエさんは必ず入れてくる。だから絶対に入れようと思いました」
軽いフックラインを正確に読み切ったボールは、カップに吸い込まれた。
「ボールがカップの半分くらいまで来たところで、入ったと確信しました」
思わずガッツポーズが出そうになるほどの会心のバーディーパットだった。
通算13アンダーとし、ツアー4勝目。小学生時代から数え切れないほどプレーしてきたUMKカントリークラブで、12回目の挑戦にしてつかんだ勝利であり、実力者の申ジエに競り勝ったことが何よりもうれしかったという。
より自分に合うウェッジを使えるようになった
昨年の「資生堂・JALレディス」で5年ぶりの優勝を飾り、メルセデスランキング15位に入った永峰。しかし、2024年は同ランキング69位と低迷した。このままではいけないと考え、変化を求めた。
その一つがクラブ契約だ。テーラーメイドとの契約を14本から11本に変更し、より自分に合うウェッジを選択できる環境を整えた。
「その影響でリカバリー率(67.3010%、7位)が向上しましたし、昨年の優勝にもつながったと思います」
ショートゲームの進化は、今回の優勝にも直結している。
「昨年までは“打ってはいけない場所”ばかり気にしていましたが、今は寄せられる自信があるので、積極的にピンを狙えるようになりました」
その結果、これまで狭く感じていたコースが広く見えるようになったという。象徴的だったのが17番パー4。残り125ヤードから9番アイアンでピン左1メートルにつけ、単独首位に立つバーディーを奪った。
「この大会で優勝できたのは想定外でしたが、今回の勝利で複数回優勝を目標にできます。できれば、もう一度国内メジャーにも勝ちたいです」
技術だけでなく勝負強さも備えた今の永峰なら、その目標を実現する可能性は十分にある。(宮崎市/山西英希)
最新の記事
pick up
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
-
「これ以外はもう履けない!」 ECCOがこだわる唯一無二の製法と新作「BIOM C5」の機能美に迫る<PR>
-
中田翔 VS. 河本力 の飛距離対決! キャロウェイの新作「QUANTUM」ドライバーで驚きの300ヤード超え連発<PR>
-
“軟式バットの技術”でここまで飛ぶ!? ミズノが勝負をかけるドライバー「JPX ONE」が生んだ初速革命<PR>
ranking











