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- ディスタンス系ボールは「ピッチエンドラン」が一番寄る!? アプローチミスを減らす「状況と打ち方」の判断方法とは?
グリーン周りのアプローチには主に「ランニング」「ピッチエンドラン」「ロブショット」という3通りの打ち方があります。状況と打ち方の判断が正しくできれば2~3打は違ってきます。インドアゴルフレンジKz亀戸店の筒康博ヘッドコーチに、アプローチショットの判断ポイントを聞きました。
「ランニング」は月イチゴルファーではイメージが湧きにくい
グリーン周りのアプローチでプロや上級者がまず考えるのは、「パターで打てるか?」「ランニングで転がせるか?」です。
ところが、アベレージゴルファーの中には、「ランニング」の価値を理解できない人が少なからずいます。プロや上級者は難しいライから、ボールを上げるアプローチを選択して数多く失敗しています。その経験からたどり着いた「スコアメイクのための思考」なのですが、経験の少ないアマチュアにそれを理解してもらうのは、少し無理があるのかもしれません。
ラウンド頻度が少ないアマチュアは、ティーショットやセカンドショットでOBやトラブルにならないようショットを中心に練習するだけの人が多くいます。
ラウンドのスタート前の練習風景を観察しても、練習グリーンの端から端までロングパットの練習をしている人や、アプローチ練習場で転がす練習をしている人を見かけることはほとんどありません。
つまり普段から練習も準備もしていない「グリーンの外からパターで転がす」や「アイアンでランニング」は、そのイメージが湧かないゴルファーにとってはミスの危険をはらむ「難しいアプローチ」なのです。
ディスタンス系ボール使用なら「ピッチエンドラン」がオススメ
「低い弾道でキュキュッとスピンで止める」「ロブショットでバンカー先のピンにピタッと止める」。プロのそうしたアプローチに憧れる人は多いです。
でも、技術以前にアマチュアはプレーする環境や使用ギアが大きく異なります。
一般営業のグリーンは、プロトーナメントのように硬くて速くないため、ボールが落ちてから大きく転がる心配がありません。
一方で使用ギアは、スピン系ボールと溝が残っているウェッジを使用するプロに対して、アマチュアはディスタンス系ボールや溝が減った古いウェッジを使用する人が多めです。そのギアではスピン量が少ないため、転がりを計算しないと寄せられません。
結論としては、「低い弾道でスピンで止まる」イメージとは真逆の「ある程度高く上がって転がる」イメージが必要になります。つまり「ピッチ&ラン」で寄せるアプローチが最善ということです。
高く上げるアプローチには「ロブショット」もありますが、技術的に難しいですしアマチュアは距離感が合わないでしょう。
ディスタンス系ボールを使用する月イチゴルファーなら、「最も練習した自信あるの番手」でランを計算してキャリーさせた方が成功の確率が高まります。そうすればグリーンを行ったり来たりすることがなくなるでしょう。
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