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松山英樹の登場まで破られなかった6年連続予選通過 王貞治も偲ぶ“ダウンブローの神様”陳清波とマスターズの不思議な縁
今年1月14日に他界した陳清波プロ(享年93)の「お別れの会」が2025年3月17日、東京都千代田区の東京會館でしめやかに営まれ、240人の参列者が故人を偲びました。陳プロには今週開催される“春の祭典”マスターズと浅からぬ縁があります。
お土産として持参した台湾の提灯が30年以上たっても飾られていた
その延長線上に、さらなるストーリーがありました。「父はマスターズへの思い入れはすごくありました」(亮地さん)と振り返ってから、とっておきの話を明かしてくれています。

「実は1994年だったと思うのですが、現地でオーガスタナショナルGCのデーブ・スペンサーというプロと知り合いになったんです。その時、私の父が陳清波だと知って、クラブハウス内の事務所に連れていってくれたんです。そこに飾られていたのが、1963年に父がお土産として持参した台湾の提灯でした。31年たっても大事に飾ってくれていたのには感激しました」
話はまだ続きます。その翌年、ジョージア州在住の亮地さん一家に子供が生まれ、陳清波・紀久子夫妻に渡米のプランが持ち上がります。
「要は孫の顔を見に来たかったわけですが、この時、父が私にオーガスタ訪問を打診してきたんです。1960年代は今と違って夫婦で渡米するなんてとんでもないという時代。母(紀久子さん)に『一度くらいはオーガスタを見せてあげたい』と言われたので、クラブプロのスペンサー氏にお願いしたら、受け入れがOKになったんです」
亮地さんは両親とカートに乗って、オーガスタナショナルGCを回ったそうです。「2番ホールではティーショットをよく左の林に入れちゃうんだとか、林からここに出して、次はここに打ったとか、プレーの内容もよく覚えていました。両親が一緒にオーガスタを見られたことは、本当に良かったと思います」(亮地さん)。
「お別れの会」の祭壇で一番目立つ場所にはマスターズでのベストスコア賞のグラスや、パー3コンテストの優勝カップなどのゆかりの品々が並べられました。
日本シリーズなど数々の優勝カップも飾られ、顧問プロとして長年携わった河口湖カントリークラブのクラブハウスが右側に、コースを見下ろしていた霊峰富士が左側にレイアウトされていました。
参列者には「世界で活躍した先輩として背中を追いかけた一人だった」と語る王貞治ソフトバンクホークス球団会長や「米ツアーに常駐していた頃、ダウンブローが打ちたくて帰国するたびに指導を受けていた」小林浩美JLPGA会長などのほか、安田春雄、矢部昭、鈴木規夫、謝永郁、陳健忠、ト(漢字はさんずいに余)阿玉ら往年のプロゴルファー、著名人の顔が見えました。
プレーヤーとしても、指導者としても、解説者としても一流だった陳氏。東洋人としてマスターズを開拓した陳プロの功績が、その後も脈々と受け継がれ、松山プロのグリーンジャケット獲得にもつながったと言えるでしょう。間もなく始まる今年のマスターズ。松山プロの2度目の快挙にも期待したいものです。
取材・文/小川朗
日本ゴルフジャーナリスト協会会長。東京スポーツ新聞社「世界一速いゴルフ速報」の海外特派員として男女メジャーなど通算300試合以上を取材。同社で運動部長、文化部長、広告局長を歴任後独立。東京運動記者クラブ会友。新聞、雑誌、ネットメディアに幅広く寄稿。(一社)終活カウンセラー協会の終活認定講師、終活ジャーナリストとしての顔も持つ。日本自殺予防学会会員。(株)清流舎代表取締役。
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