笹生優花の全米女子オープン初制覇を同世代の選手たちはどう見たのか?

19歳の笹生優花が、全米女子オープンを初制覇しました。まだ日本中の余韻が冷めやらないなか、同世代の選手たちは笹生の海外メジャー初制覇の快挙に何を感じたのか。

笹生優花の全米女子オープン制覇への同世代の“思い”

左から西郷、山下、笹生の同期生(2019年プロテスト合格セレモニー) 写真:Getty images

 笹生優花の全米女子オープン初制覇。畑岡奈紗との日本人同士のプレーオフを制するという劇的な展開に、日本中から歓喜の声が上がりました。

 国内女子ツアーで競い合っていた同世代の選手たちが、この快挙に対して何を感じ、どう思ったのか。彼女たちにインタビューしました。

山下美夢有(やました・みゆう)/2001年生まれ

 今季KKT杯バンテリンレディスでツアー初優勝。笹生とはプロ入り同期生。

山下美夢有選手 写真:Getty images

「本当に感動しました。日本でも一緒にラウンドをしたこともありますが、同級生の優花にはいい刺激をもらいながらやっていました。海外で優勝したのはすごい。私も頑張ってついていくしかない。自分のレベルを見直した1週間でした。優花は実力的に上位で戦えるとは思っていました。私はレベル的にはまだまだ下だと感じています。私も負けないくらい強くなりたい。

 最後のパットが入ったときは感動したというか、ライバルとしてやっているけど、ああいう形で優勝するのは、すごいなと思ったのが素直な気持ちです。私も将来は海外でプレーしたい気持ちはありますが、今のままでは正直上位で戦えない。自分のレベルをもっと上げていくことを考えてやっていきたい」

西郷真央(さいごう・まお)/2001年生まれ

 笹生とはプロ入り同期生。笹生と同じ「ジャンボ」こと尾崎将司の門下生。

西郷真央選手 写真:Getty images

「すごい!の一言です。私はあまり他人に影響されないタイプ。今は自分ができないことが多すぎて、まずはそっちが第一優先ですね。海外思考はかなり強く、プロを目指したときからやるなら海外でと思っています。世界を見て戦いたい気持ちが大きいです。

 最初は5歳くらいから憧れはじめて、小学校の高学年になるにつれてプロになりたい気持ちが強くなりました。日本一よりは世界一を目指して頑張ろうと思って練習してきました。私もいずれ海外で戦えるようにもっと上を目指していきたい」

古江彩佳(ふるえ・あやか)/2000年生まれ

 2020年にツアー3勝。“プラチナ世代”を代表する選手。

古江彩佳選手 写真:Getty images

「ニュースで優花と奈紗さんがプレーオフになったのを知って、すごいなと思っていました。結果をみたら優花が優勝して、すごい事をしたな、カッコいいなと思いました。やっぱり刺激にはなりました。

 つい最近まで日本でやっていた身近な選手が、全米女子オープンで優勝したのは、本当にすごいなと思います」

安田祐香(やすだ・ゆうか)/2000年生まれ

 アマチュア時代はナショナルチームのメンバーとして活躍。“プラチナ世代”注目の選手。

安田祐香選手 写真:Getty images

「試合は見ていなかったのですが、結果だけ先に知ってしまったので、YouTube でプレーオフの1番ホールを見ました。本当にすごい。

 日本ツアーで活躍している選手が海外メジャーで勝ったことは、いろんなプレーヤーに影響をもたらすはず。みんなが自分にもチャンスがあると思わしてくれた優勝だったと思います。私も日本で頑張って、海外でも活躍できるプレーヤーになりたいなと思いました」

原英莉花(はら・えりか)/1999年生まれ

 2020年に国内メジャーの日本女子オープンとリコーカップで2連勝。ジャンボ尾崎門下生。

原英莉花選手 写真:Getty images

「優花の優勝はすごいなと思いました。奈紗ちゃんとのプレーオフを制したのもすごい。あれ以上の優勝報告があるのかなと思いますけど、私は私なりに目の前の試合で勝てるように頑張りたいです。ただ、ものすごく刺激になっているけれど、それを見て“異次元過ぎる”と思いたくないところもありました。

 ものすごく感動はしているけど、それを力に変えて今はトレーニングしようと思いました。とにかく自分を高めていくしかない。前向きになれなかった気持ちが、優花の優勝をみて気持ちが締まったと思っています」

稲見萌寧(いなみ・もね)/1999年生まれ

 2019年にツアー初優勝。20~21年シーズンは現在6勝で賞金ランキング2位。

稲見萌寧選手 写真:Getty images

「奈紗ちゃんは、ずば抜けて上手いという感覚があります。海外で戦っていけるのは奈紗ちゃんと思っていて、結果的に上位に来ていてすごいと思いました。最初の2日間は優花ちゃんもすごいなと思っていました。

 優花ちゃんは高校生、アマチュアの時から海外志向だったので、2人とも海外で活躍し続けられるイメージはあります。だからメチャクチャビックリしたというのはないです。強いからなって」

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