レストランに行かずギャラリープラザを利用することも!? 意外と知らないツアープロの昼食事情 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

レストランに行かずギャラリープラザを利用することも!? 意外と知らないツアープロの昼食事情

アマチュアゴルファーにとって、ラウンドの合間にクラブハウスのレストランを利用するのは当たり前だが、スループレーがメインのツアープロは果たしてレストランを利用しているのだろうか。曜日ごとで使用頻度が変わるって本当!? その秘密に迫る!

本戦に入るとレストランに行かないプロも多い

 アマチュアゴルファーがゴルフ場でラウンドする場合、前半のハーフを終了した後にレストランで食事をしてから後半のハーフに臨むというのが一般的な流れだろう。スループレーが原則のツアープロの場合、レストランで昼食をとることはあるのだろうか。

スループレーが基本のツアープロはラウンド中の栄養補給も大切 写真:Getty Images

 ツアープロがレストランをどう利用するかは曜日によって異なる。男子ツアーの場合、火曜日が練習日、水曜日がプロアマ戦となる。

 練習ラウンドはスルーでいくよりもハーフで休憩をとるパターンのほうが多い。その際、ほとんどの選手はレストランで食事をするため、この辺りはアマチュアゴルファーに近いといえる。

 プロアマ戦になるとスポンサーがレストランやクラブハウス近辺、途中の茶店に簡易的な食事スペースをつくり、そこでゲストと一緒に食事をすることになる。

 女子ツアーでは火曜、水曜が練習日、木曜日がプロアマ戦になるトーナメントが多いが、ほぼ男子と同じパターンになる。

 本戦に入ると、スタート時間によってゴルフ場のレストランを利用するかどうか変わってくる。

 予選ラウンドでは午前スタートと午後スタートに分かれるが、午前スタートだと昼ぐらいにホールアウトするため、レストランで食事をとってから練習場へ向かうパターンが多い。

 その際、同組でラウンドした選手ではなく、自分の家族や関係者とテーブルを囲むことになる。もしくは帯同キャディと一緒に食事をする。

 中には練習をしなかったり、スイングの確認程度で練習を終える選手もいるが、その場合はホールアウト後すぐに練習場へ行き、練習を終えたらレストランを利用せずにコースを後にするようだ。

 午後スタートの選手はホールアウトの時間が遅いので、ラウンド後は練習場へ直行し、練習を終えたらそのままホテルへ戻るパターンになる。

 決勝ラウンドもホールアウトする時間によって変わってくる。土曜日に早く上がったときは予選ラウンドと同じくレストランで食事をしてから練習するパターンが多いが、ホールアウト時間が遅い時は練習場へ直行してそのままホテルへ戻る。

 日曜日は、表彰式に出る選手以外は、さっさと精算を済ませて帰路につくか、次の会場へ向かう。

天気がよければギャラリープラザに行くこともある

 コースへ来る前にホテルや牛丼屋などのファーストフードのチェーン店で済ませてくるからだ。もしくはコンビニエンスストアでおにぎりやサンドイッチを買って食べる選手もいる。ただ、トーナメントによっては朝食がバイキング形式のときもあり、その場合はけっこう並んでいる選手をよく見かける。

朝はレストランを使わずコンビニのおにぎりなどで済ます選手も多い 写真:AC

 また、女子ツアーの場合、予選ラウンドではハーフターンで30分以上の待ち時間があることも珍しくないが、その時間でレストランに行く選手はほぼいない。コースへ来る前に購入したおにぎりなどをロッカールームなどで口にしている。

 寒い時期や真夏の時期にはほとんどいないがが、天気がよくて暖かい日などはギャラリープラザを利用する選手も少なくない。

 あくまでも印象だが、ひと昔前の選手のほうがクラブハウス内のレストランを使っていることが多かったように感じる。ホールアウトした選手の話を聞こうと選手を探してレストランをのぞいた時、結構な込み具合だった。

 話は逸れるが、以前は新人がレストランへ行った場合、自分の席を探す前にまずは各テーブルに先輩プロへあいさつして回るのが慣例だったが、最近はそうでもないらしい。ただ、シニアツアーでは相変わらずその慣例は続いているのは間違いない。

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渋野日向子と吉田優利 写真:Getty Images
左から青木瀬令奈、勝みなみ、原英莉花 写真:Getty Images
スループレーが基本のツアープロはラウンド中の栄養補給も大切 写真:Getty Images
朝はレストランを使わずコンビニのおにぎりなどで済ます選手も多い 写真:AC

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