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“新世代の飛ばし屋” 初V19歳・櫻井心那のドライバーはロフトもスピン量もシャフトもハード仕様
資生堂レディスオープンでレギュラーツアー初優勝を飾った櫻井心那(さくらい・ここな)。昨年のステップ・アップ・ツアーで史上最多の5勝をマークした19歳のドライバーはロフトもスピン量もシャフトもハード仕様でした。
ロースピンタイプの「スリクソンZX5 MkII LS」8.5度を使用
資生堂レディスオープンでレギュラーツアー初優勝を飾った櫻井心那。昨年のステップ・アップ・ツアーで史上最多の5勝をマークした19歳は、セッティングでも“規格外ルーキー”らしいクラブを選んでいました。
19歳の櫻井心那は新世代の飛ばし屋です。今シーズンの平均飛距離254.3ヤードはツアー5位に入っています。ドライバーはロースピンタイプの「スリクソンZX5 MkII LS」を使っており、ロフトは8.5度とハードヒッター仕様。その理由について櫻井は次のように語っていました。
「もともとドライバーは打球が高くて、アゲンストに強くない打球でした。だからロフトを8.5度にして、ロースピンのモデルにすることで球の高さを抑えた感じです。このドライバーで飛距離を出せて、フェアウェイのいいところからセカンドショットを打てたことがツアー初優勝につながってくれました」
ロフトだけでなく、シャフトは女子ツアーでは珍しい60グラム台の「ディアマナGT 60(S)」にしています。メーカー担当者に話を聞くと、ドライバーの総重量はダンロップ契約の女子プロでも重めの311グラムに設定しているそうです。
ただし、櫻井選手はあまり細かいスペックにこだわるタイプではないと語っていました。
「クラブを替えることに対する抵抗は全然ありません。あまり繊細なほうではないのでクラブを入れ替えられたとしてもワンチャン、気づかないかなと思います(笑)」
初優勝に最も貢献したクラブについては「ドライバーかパターですけど、パターにします」と回答。
昨年から櫻井が使っているパターをチェックすると、トラスネックのテーラーメイド「TPコレクション ハイドロブラスト ジュノTB1」とオデッセイの「ヴァーサ ホワイト・ホット ダブルワイド」を使っていました。優勝した試合で使っていたのは「TPコレクション ハイドロブラスト ジュノTB1」。プレーオフ2ホール目では約3メートルの下りのバーディーパットを決めて優勝しました。
超アスリート仕様のドライバーと2本のエースパターを使い分ける櫻井は、今シーズンさらに優勝回数を伸ばす勢いです。
2023 櫻井心那の最新セッティング
1W:スリクソンZX5 MkII LS(ロフト/8.5度 シャフト/ディアマナGT60-S)
3W:スリクソンZX MkII(ロフト/15度)
3U、4U:スリクソンZX MkII(ロフト/19度、22度)
5I-PW:スリクソンZX5 MkII
GW、AW:クリーブランドRTX6 ZIPCORE(ロフト角/46度、52度)
SW:クリーブランドRTX FULL-FACE(ロフト角/58度)
パター:TPコレクション ハイドロブラスト ジュノTB1
ボール:スリクソン Z-STARダイヤモンド
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