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全米シニアOPで小技の名手・藤田寛之が使った“いつもと違うウェッジ”とは? アイアンは「ヤマハ史上No.1」と絶賛
全米シニアオープンでプレーオフの末に2位になった藤田寛之(ふじた・ひろゆき)。最終日まで単独トップを走り、メジャータイトルまであと一歩に迫りました。そのセッティングを調べるといつもの試合からSWを変えていたことが分かりました。
30年以上ヤマハのクラブを使い続けている藤田寛之
全米シニアオープンでプレーオフの末に2位になった藤田寛之。最終日まで単独トップを走り、メジャータイトルまであと一歩に迫りました。

藤田がヤマハと契約したのはプロテストに合格した直後の1992年。そこから30年以上、ヤマハのクラブを使い続けています。
ヤマハのクラブでレギュラーツアー18勝を挙げて、2012年には賞金王を獲得。生涯獲得金額は史上6人目となる15億円を突破しました。
シニアツアーでも3勝を挙げ、昨年は日本シニアオープンを制しました。
ヤマハのクラブとともに数々の栄光に輝いてきた藤田ですが、これまでヤマハのクラブに対して厳しい意見を言うこともありました。一方で、良いクラブについては素直に絶賛します。それが、今使っているアイアン「RMX VD/M」です。このアイアンについて藤田は次のように語っていました。
「ヤマハと契約して30年以上になります。アイアンは20セット以上は使ってきましたけど、『RMX VD/M』はヤマハ史上最高のアイアンだと思いました。ボール初速があるのに打ち出し角が高いから、アイアンとしてのポテンシャルが高い。それと飛距離も出る。飛距離が出るアイアンは操作性が悪くなる傾向なのですが、このアイアンは飛距離と操作性を両立しています。正直、最初に打ったときびっくりしました」
昨シーズンから同モデルのアイアンを使っている藤田ですが、5番アイアンだけカーボンシャフト(グラファイトデザイン RAUNE)を使っています。6番からPWはスチールシャフト(AMT ツアーホワイト)です。
短いクラブに関しては長年、ウェッジはボーケイ、パターはスコッティ・キャメロンのプロトタイプを使っています。
日本の試合では最新モデルの「SM10」を使うことが多かったですが、全米シニアオープンではSWを「ボーケイ ウェッジワークス」の58度(ロフト調整で58.5度)にしていました。
日本では「SM10」の方が知名度もありプロ使用率も高いですが、PGAツアーでは「ボーケイ ウェッジワークス」を使う選手が増えています。タイトリスト契約のジャスティン・トーマスやマックス・ホーマはもちろんのこと、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(LW)やザンダー・シャウフェレ(LW)という今季のメジャーチャンピオンも使っています。特にロフトが大きい58度や60度が人気です。
全米シニアオープンではセカンドショットでグリーンを外したときでもパーセーブして粘り強くプレーしたことで、最後まで優勝争いをリードできました。米国の芝と相性が良いウェッジがうまくハマったことも活躍の一因だと言えるでしょう。
2024 藤田寛之の最新セッティング
1W:ヤマハ RMX VDプロト(ロフト角/10.5度 シャフト/ディアマナWB)
5W:ヤマハ RMX 2020モデル(ロフト角/17度 シャフト/ディアマナWB)
3U、4U:タイトリスト TSR3(ロフト角/21度、24度)
5I:ヤマハ RMX VD/M(シャフト/グラファイトデザイン RAUNE プロト)
6I-PW:ヤマハ RMX VD/M(シャフト/AMT ツアーホワイト)
AW、GW:ボーケイ SM10
SW:ボーケイ ウェッジワークス(ロフト角/58.5度)
パター:スコッティ・キャメロン プロト
ボール:タイトリスト プロV1
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