ガソリン急騰で運転者が気前よくもしてられない!? ゴルフの交通費はどう割り勘したらいい?

レギュラーガソリンの平均価格は8月30日現在1リットル当たり185.6円で前の週から1.9円の上昇となり、値上がりは15週連続。ゴルフの行き帰りにかかる運転者はこれまでのように鷹揚に振舞っていられなくなりました。交通費の割り勘はどうするのがいいのでしょうか。

乗せてもらう側が交通費の負担を申し出るのが当然だが…

 ガソリンの価格高騰がゴルファーを直撃しています。

 資源エネルギー庁は、8月30日、ガソリンの店頭現金小売価格の調査結果を公表しました。それによると、レギュラーガソリンは1リットル当たり185.6円で前の週から1.9円の上昇となり、値上がりは15週連続なのです。岸田文雄首相は、レギュラーガソリン1リットル当たりの小売価格を175円程度に抑えるよう方針を示しましたが、実現するのは早くても10月になるといいます。

これだけガソリン代が上がってくると、同乗者が交通費を負担してくれないと不公平感が増します 写真:AC
これだけガソリン代が上がってくると、同乗者が交通費を負担してくれないと不公平感が増します 写真:AC

 ハイオクガソリンの場合、「満タンにしたら1万円を超える」ケースもあり、猛暑のためラウンドを控えていたゴルファーたちの「秋になったらゴルフ三昧」というささやかな計画にも大打撃は必至。「単独あるいは2人ずつに分乗してゴルフ場集合」ではなく、仲間同士で1台の車に同乗して交通費を浮かせ、少しでも多くベストシーズンのラウンドを楽しみたいものですよね。

 そこで浮上するのが交通費負担の問題です。

 少なくともガソリン代とETCを利用した場合の高速代は、車を出す人が立て替えるかたちになっています。言い出したらキリがありませんが、車を出すにあたっては、ほかにも経費がかかりますし、目に見えない準備や配慮もあります。

 運転者はこれまでのように「一人で行っても交通費はかかりますから、交通費はいりませんよ」「いつか私が乗せてもらうかもしれませんので、今回はいいですよ」などと鷹揚に振舞っていられなくなりました。

 また同乗者も、「車を運転しないため、ガソリン代がそんなに上がっているとは知りませんでした」「通り道だからいいですよと誘ってくれて、交通費も受け取ってもらえませんでした」などと、車でゴルフ場へ行くのにガソリン代に無関心、また相手の好意に甘えきってしまうのはいかがなものでしょうか。

 ゴルフに行く時の交通費は誰が負担するべきなのか、どうやって割り勘にするのがよいのか。その場合、どのように言い出すとスマートなのかを考えてみましょう。マナーの達人であり、人材教育会社(株)エミー代表取締役をつとめる渡辺満枝さんにヒントを教えていただきました。

「ゴルフ場までの交通費に関しては、同乗者が『交通費をお支払いしなければ……』といった場合でも、車を出した人は『通り道ですから』とか『一人で行っても交通費はかかりますから』などといって交通費を受け取らないケースもよくありました。ところが最近は、そう鷹揚に構えてもいられないほどガソリン代が高騰しています。このようなご時世ですから、誰かの車に同乗させていただく場合、ガソリン代と高速代は必ずお支払いすることを申し出る心遣いが大切です」

 乗せてもらった方から言い出せば運転者は気持ちがラクですし、同乗させてもらう方にしても交通費負担の申し出をするのはマナーでもありますね。

4人で行く場合は乗せてもらう3人で交通費を負担する判断も

 では、どのような言い方で“割り勘”にするのがスマートなのでしょうか。

「例えば、運転者のほかに同乗者が3名いる場合は、『車を出していただいたので、私たち3人が交通費をお支払いします』と申し出てはいかがでしょうか。高速代とガソリン代の合計を、運転者を除く同乗者3人で割り勘して支払うとよいと思います。あらかじめお仲間同士の決めごとがあれば、その額、あるいはその方法に従うので良いと思います」

「なぜ4人で割らないの?」と思う方もいるかもしれませんが、車を出す人には周囲には分からない維持費や経費もかかるでしょうし、長時間神経を使って運転してくれたお礼の意味合いもあるからです。参考までに、ビジネスの場合、渡辺さんの会社では「1キロ=20円」で交通費をいただくように決めているそうです。

 とはいえ、同乗者が誰も交通費の支払いを申し出てくれないケースもあるでしょう、そういう場合は、どうしたらいいのでしょうか。

「言い出しにくいかもしれませんが、車を出す人が『最近はガソリン代が高くなってしまったので、ガソリン代と高速代をいただいてもいいですか?』と、自ら切り出していいのではないでしょうか」

「ただ、高速代は“何千何百円”と表示されたりするので同乗者からいただきやすいのですが、ガソリン代については単純計算ではなく、分かりにくいので準備が必要です。カーナビをセットしたときに表示されるゴルフ場までの距離をメモしておくこと、また自分の車のおおよその燃費を確認しておくのです。それによって1人当たりの交通費がいくらになるか計算し、同乗者から交通費としていただくといいと思います」

「ゴルフをしに行く方々との関係性によって、『こうするべき』と一概には言えないケースも多々あると思います。ただ、どのような関係性においても、お金に関することははっきりとしておくことがその後の円滑な人間関係を保つために大切なのではないでしょうか」

 そう渡辺さんはアドバイスします。

 車はゴルフにつきものですし、車でも電車でもゴルフ場へ行くには必ず交通費がかかります。しかもこれだけガソリン価格が値上がりしたら、運転者も同乗者も、プレー費と同じように交通費にもシビアになってよさそうです。

「奢り、奢られ」や「車を出した人が損をする」ことのないよう明朗会計をすれば、交通費問題も人間関係もスッキリするでしょう。

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