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- “歩かないゴルフ”はここまで来た! 最新“1人乗りカート”体験で見えた未来のプレースタイル
ホウライカントリー倶楽部(栃木県)が、1人乗り電動ゴルフカート「G-CART」を導入。4月16日に発表会と体験ラウンドが行われました。ゴルフ業界が直面する「2025年問題」の救世主となり得るのでしょうか?
「プレー時間が短縮」「疲れない」「景色が変わって楽しい」
国内男子メジャー「日本ゴルフツアー選手権」開催実績のあるホウライカントリー倶楽部(栃木県)が、1人乗り電動ゴルフカート「G-CART」を導入。4月16日に報道陣等を集めて発表会と体験ラウンドが行われました。もちろんフェアウェイ乗り入れを前提としておりラウンドが非常に楽になりそうですが、実際にプレーしての使い勝手や歩数はどうだったのでしょうか。
今回、1人乗りカートを導入した背景と目的をホウライCCは次のように説明しました。
近年、人手不足によりキャディーの確保が困難になる一方、セルフプレーを希望する利用者が増加していますが、同コースは景観を重視し、プレーゾーンからカート道が見えない尾根(連続したマウンド群)を設けた設計になっています。そのため、セルフプレー時にカート道からボール位置が確認しづらく、プレー時間の遅延や利用者の疲労が課題となっていました。
その課題解決の手段として、全年齢層が快適にプレーできる環境を整えるため、フェアウェイ乗り入れが可能な1人乗りカート「G-CART」100台を導入することにしたといいます。

「G-CART」は機動性と快適性が利点です。軽量で芝への負担が少なく、走行安定性が高い。最高速度は時速15キロ(自転車程度)で、操作も容易なため、誰でも安心して乗ることができます。実際、4人乗り等の一般的な乗用カートは運転免許証の保持者が運転することを推奨しているコースも多いですが、同コースでは「G-CART」に関して、そういった縛りは設けず、事前の講習(ビデオ視聴等)を受けることで誰でも利用可能だということです。
安全性は運転が容易なことばかりではなく、最新のテクノロジーを活用していることにも起因しています。「ジオフェンス」という仕組みを導入することにより、ヒューマンエラーを最小限にすることができるといいます。これはGPSを利用して仮想のフェンスを張り巡らせるもので、「G-CART」のカートナビと連動し、グリーン周りや崖などの危険エリアに近づくと自動的に減速・停止する仕組みです。
これにより、今年2月からの「G-CART」本格運用以来、延べ2700ラウンド以上の無事故を達成しているといいます。
もちろんプレーヤーにとっては快適性や楽しさも大事ですが、「G-CART」利用者からは「プレー時間が短縮された」「疲れない」「景色が変わって楽しい」といった好意的な評価が集まっているそうです。同コースでは、GPSのデータを活用してホールごとの通過時間や走行軌跡を毎日分析し、エリア設定や案内看板の配置を継続的に最適化していくとしています。
この「G-CART」、複数の企業が手に手を取って誕生したことも特徴です。カート本体は株式会社BASEGEARが製作し、GPSナビとジオフェンスのシステム全般は乗用カート向けのナビで多くの採用実績がある株式会社テクノクラフトが担当。プレーを快適にするため、全天候型シートカバー、小物入れ、カラス除けの収納ケースカバーなどはゴルフ場の什器類やグッズ類を製作・販売する地元企業の株式会社ビクトリアG&Fが企画・制作しました。
一般的な乗用カートでのラウンドに比べ歩数は6割ほどだった
さて、発表会に続いて行われた体験会では「G-CART」に乗ってのハーフラウンドが行われました。
実際に乗っての感想は、ハンドルの右手親指でのレバーON~OFFによる加減速と左手のブレーキのみという運転感覚に最初は多少まごつきますが、すぐに慣れます。筆者も乗車してのプレー経験がありますが、1人乗りカートの先行例であるセグウェイよりも乗り降りや操作は簡単です。

そして何よりうれしいのは“座れる”こと。セグウェイのスピードも方向も体重移動によって操る面白さと爽快感も捨てがたいですが、立ちっぱなしのため振動による体幹への負荷とあいまって歩かなくていいわりに疲れる、という実感があったからです。
フェアウェイ乗り入れ可能でパーソナルな乗り物という点ではセグウェイも「G-CART」も同じですが、前者は若者がアトラクション感覚込みで楽しむ乗り物、後者は高齢者でも快適に18ホールを回り切れる乗り物という印象です。
パーソナルな乗り物ということで、容量の大きな物入れを自分1人で使える点も地味にうれしい。夏場、熱中症予防のために大きめの水筒を同伴者みんなが持ち込んでいたりすると、カートのカゴのスペースが足りず、置き場所に困ったりします。熱中症予防といえば、ハンドル部分には扇風機が取り付けられており、日傘用のホルダーも付いているので、歩数が減ることでの体力温存とあいまって対策は万全です。
さて、気になるのはハーフラウンドを終えての歩数ですが、スマホの歩数計アプリに表示された数字は3500歩ほどでした。ちなみに前回、フェアウェイ乗り入れできない乗用カートを利用してのラウンドでは1万2000歩強だったため、ハーフでは6000歩ほど。それに比べると歩数は4割減っています。
しかも、筆者の球はフェアウェイに飛ぶことが珍しく、カートでは近づけないエリアに球を何度も打ち込んでしまっての数字です。ティーショットが安定している方であれば、格段に少ない歩数で回り切れるでしょう。
同コースでの「G-CART」利用料金は通常のカートフィーとは別途で1台1500円(フェアウェイ乗り入れ料含む)。プレー時間短縮や快適性を考えれば妥当な金額かもしれません。タイパ重視の若者にも、少しでも長くプレーを続けたい年配層にも新しいプレースタイルをアピールすることで、ゴルフ業界が直面する「2025年問題」の救世主となるかもしれません。
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