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- ゴルファーなら必ず一度はお世話になる!? キャディーバッグを宅配便で送るときに気をつけることとは?
宅配便には、キャディーバッグをゴルフ場まで配送してくれるサービスがありますが、どのような点に気を付けた方が良いのでしょうか。
保護をしないとアイアン同士がぶつかって頻繁にキズがつく
ゴルフ場に向かう際は、キャディーバッグをクルマのラゲッジスペースに積んで移動することが多いでしょう。しかし、そもそも車を所有していなかったり、飛行機を使うような長距離の場所でゴルフをする場合はキャディーバッグの配送サービスを利用します。

宅配業者は利用客の貴重品をキズつけないように最善を尽くして配送してくれますが、不測の事態が起こる確率もゼロとは限りません。では、宅配便に預ける際にはどのような点に気をつけるべきなのでしょうか。レッスンプロの関浩太郎氏は以下のように話します。
「私はクラブの修理を行うクラフトマンの仕事もしているので、宅配業者に預けた時に発生したクラブの破損やバッグの破けの修繕依頼はよく受けます。業者サイドもトラブルが起きたら真摯に受け止めてもらえるので『クラブが折れたのに対応してくれない』というようなことは、ほとんどないと考えてよいでしょう」
「ゴルフ留学で日本とアメリカを頻繁に行き来していたのですが、キャディーバッグを運ぶ際にはヘッド同士の隙間にバスタオルなどをぐるぐる巻きにして入れていました。タオルがクッションになって衝撃を和らげるので心配な人は実践してみると良いかもしれません。場合によっては、洋服も詰め込んでいたこともあります」
例えば、ヤマト運輸で実施されている「ゴルフ宅急便」では、責任限度額が荷物1点につき30万円(税込み)までの保証制度があります。到着したらまず状態を確認し、万が一クラブやキャディーバッグが破損していたらすぐに連絡するようにしましょう。
また、事前に破損対策を施しておくことで、よりクラブを保護できます。例えば「アイアンカバー」がオススメです。ドライバーなどのウッド系やパターにはカバーがあらかじめ付属しているのに対して、アイアンはヘッドがむき出しです。プレー中はカバーがなくても問題ないですが、配送の際中にヘッド同士が激しくぶつかり合ってキズがついてしまう可能性があるので、不安な人は用意すると良いでしょう。
ほかにも透明なビニール製のクッション材「セーフティーガード」があります。キャディーバッグからクラブのヘッドが飛び出ている部分に被せ、空気を送り込むとバッグの開け口とクラブの空間が塞がって中で動かないようにすることができます。
また、より一層の万全を期するために関氏は以下のように話します。
「あとは、ゴルファー保険に加入することを推奨します。宅配業者の過失によって破損したら、間違いなく業者が責任を持って最後まで対処してくれると思いますが、自分が取り扱っている最中に壊れた際は、保険に入っていれば修理の負担も少なくて済みます」
「年間で5000~1万円程度の掛け金で入れますし、対人・対物保障も何千万単位で支払われるので、とてもお手頃なのではないかなと思います」
発送手続きは余裕をもって行う
ヤマト運輸・佐川急便・日本郵便などの宅配便大手はゴルファー向けの運送サービスを行っていますが、いずれにおいても共通の注意点があります。

まず、現地でラウンドする2日前(北海道・沖縄など一部地域へは3日前)までに発送の手続きを終わらせなくてはなりません。発送仕分けの締め切り日に間に合えば、前日でも受付してもらえることもありますが、余裕をもって預けるのが一番です。
発送時には「ゴルフバッグカバー(トラベルカバー)」を付ける必要があります。キャディーバッグそのものの破損を防ぐのが目的で、それぞれの業者でも専用のビニールカバーが販売されているため、購入して使用しましょう。
ヤマト運輸ならサイズに応じて570~750円、佐川急便はワンサイズではあるものの726円でアイアンカバーも付属しています。日本郵便も同じくワンサイズで、値段は520円で売られていますが、配送時の装着は任意となっています。
「簡易的ではなくてしっかりしたものを自分で買いたい」場合は、ゴルフメーカーから販売されている「トラベルカバー」を購入することもできます。例えばダンロップからは3000円台で購入できるカバーもあり、ポリエステルでできているので簡単に破けるようなこともありません。中には、防水仕様のものや大形のポケット、伝票入れがついているタイプまであります。
配送料金は、3社とも約2000~3000円程度となっており、店舗への持ち込みや往復利用の申し込みでさらに数百円の割引が適用されます。損害補償も十分に備わっているので、遠くのゴルフ場でよくプレーする人は、宅配便のサービスを利用するのも一つの方法でしょう。
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