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- 「明日は半年ぶりのゴルフ…」 久々のラウンドを控えたゴルファーに伝えたい直前対策とは?
仕事が忙しくてゴルフからしばらく離れていると、感覚を忘れてしまっているのではと不安に思うこともあるでしょう。久しぶりのラウンドで少しでもいいスコアで回るために、直前にできる効果的な練習や対策はあるのでしょうか。
ラウンド前日は「当て感」と「パターの振り幅」を確認
久しぶりのラウンドで「ちゃんと当たるかな……」「真っすぐ飛ぶかな……」などと考えすぎてしまい、必要以上に緊張してしまうことはありませんか。ラウンド間隔が空いてしまうと、うまくプレーできるか不安を感じてしまうのも無理はありません。
では、久しぶりのラウンドを控えているゴルファーが、直前や当日でもできる有効な対策にはどのようなものがあるのでしょうか。レッスンプロの村井良行氏は、以下のように話します。
「久しぶりのゴルフは『当て感』が非常に重要です。多くのゴルファーはいいスイングをすることや、真っすぐ打つことに一生懸命になることが多いですが、ゴルフは再現性を高めることが大切。まずはボールを打つ感覚を思い出し、ミスが一方向に偏るなら、その球筋を考慮したアライメントと戦略を整えることが重要です」
「ラウンド前日は方向性とミートする感覚を思い出してほしいので、ハーフスイングでの練習が効果的。もしくはスリークオータースイングでライン出しするのも有効です。使用するクラブは、ロングアイアンだとミートが難しく、かといって短いウェッジだと遠心力を感じにくいため、8、9番アイアンがおすすめです。ドライバーは疲れない程度に軽く打っておくといいでしょう」
ショットを安定させることも大切ですが、スコアの割合を大きく占めるパターの対策も気になるところ。久々に家でパターマットを使って練習したけど「なかなかうまくいかない……」と感じている人はどうすればいいでしょうか。村井氏に練習方法を聞きました。
「パターで一番大事なのはロングパットの距離感です。家のパターマットで小さな振り幅ばかり練習していると、コースでは思ったよりも振り上げられません」
「解決法として、パターマットのカップのところにクッションを置いて、大きな振り幅でパッティングする練習が効果的です。この時、距離感は考えなくても問題ありません。ロングパットの振り幅を体で覚えることが目的です」
当日は「うまくいかなくても当然だよね」くらいの気軽な心持ちで
また、村井氏は「体を動かすだけではなく、練習不足をコースマネジメントでカバーする考え方もある」と言います。
「前日にコースのレイアウトを見ながらイメージトレーニングをしておくと効果的です。『自分の球筋なら、何ヤード飛んでこの辺りに落ちるから、残りは何番アイアンで攻めよう』などと、事前にOBやバンカーなどの場所を把握して戦略を立ててみましょう。久しぶりのゴルフで役に立つだけでなく、実力の底上げにもつながります」
さらに、「当日はあれこれしようとしないことが大切。後は自分なりに気をつけたいポイントを1つに決めておくといいでしょう」と村井氏は話します。
「意識してほしいのはメンタル的に期待しないこと。『久しぶりだからうまくいかなくても当然だよね』ぐらいの気持ちで臨むと、案外悪くならない時もあります」
「他には、人間は2つのことを同時に考えるのは難しいので、自分の中で気をつけるポイントを1つだけにすることも大事。例えば『腕の脱力だけを意識する』などと思考をしぼってみましょう。考えすぎると体はスムーズに動かなくなります」
ラウンド間隔が空いた久しぶりのゴルフは、何かと不安がつきもの。とはいえ、せっかくのラウンドを楽しいものにするために、できる限りのことを行い万全の状態で臨みたいところです。
限られた時間を練習やイメージトレーニングに充て、ラウンド当日は気軽な心持ちでプレーすることが久しぶりのゴルフでは効果的であると言えそうです。
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