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- 寒い季節なのにコーライグリーンを使っている!? 「夏はコーライ、冬はベント」が絶対ではない理由とは?
一昔前は「夏はコーライ、冬はベント」と多くのゴルフ場で決まっていました。しかし最近は冬から春の季節にかけて、ベント芝グリーンを使用するゴルフ場も見かけるようになりました。
冬なのに夏芝のコーライグリーンを使用していた
日本には1ホールにグリーンが2個ずつある2グリーンのゴルフ場がけっこうあります。その理由は海外から輸入してきたベント芝が日本の夏の暑さに耐えられず、枯れてしまったからです。
ベント芝は葉が細くてボールの転がりが滑らかなので、グリーンに適しているといわれていますが、西洋芝の寒地型芝草なので暑さや湿気に弱いです。

1932年(昭和7年)に東京ゴルフ倶楽部(埼玉県)が駒沢から朝霞に移転した際にベント芝を採用しましたが、ひと夏を乗り越えることができなかったといいます。
そこで苦肉の策として考えられたのが2グリーン化です。各ホールに夏用と冬用のグリーンを設置し、季節によって使い分けることで1年中ゴルフが楽しめるように工夫を凝らしました。
夏用のグリーンに採用された芝種がコーライ芝です。コーライ芝は日本に昔から生息する暖地型芝草なので、夏の暑さにも耐えることができます。
その後、ベント芝を品種改良して日本の夏の暑さにも耐えられるようにしたニューベントと呼ばれる品種が開発され、導入するゴルフ場が増えてきました。
したがって、現在2グリーンで営業しているゴルフ場にも2パターンあります。ベントとコーライが1個ずつのパターンと、ベントが2個というパターンです。
前者はグリーンの種別を「BG」「KG」と表記します。「BG」がベントグリーンの略で「KG」がコーライグリーンの略です。
後者はグリーンの種別を「AG」「BG」などと表記します。「AG」がAグリーンの略で「BG」がBグリーンの略です。Aグリーンがメインで、Bグリーンがサブという位置づけになります。
ところが先日ラウンドしたゴルフ場は、ベントとコーライの2グリーンにもかかわらず、2月なのにコーライグリーンを使用していました。
「なんでだろう?」と思いながらプレーしていたところ、数ホール後に理由が分かりました。ベントグリーンの更新作業を行なっていたのです。
更新作業というのはグリーンの表面に穴を開けたり、芝生の土壌を耕したりして、芝生が元気に生育するための環境を整えるための作業です。グリーンの表面がほぼ土という状態になっていましたから、これではベントグリーンを使用することができません。
おそらく4~5月のベストシーズンにベントグリーンを最良の状態に仕上げるため、2月に大々的な更新作業を行なったほうがいいと判断したのでしょう。
冬のコーライグリーンは夏よりもスピード感があった
ラウンドの翌日にゴルフ場のホームページを確認したところ、「使用グリーンのご案内」というお知らせが掲載されており、「2月26日から4月5日までベントグリーン更新作業のため高麗グリーンを使用させていただきます」という記述がありました。
コーライグリーンは葉が太くてボールの転がりにクセがあるので、苦手にしている人もいますが、筆者はそれほど気にしません。
そもそもグリーン上で1パットを狙いに行くのは上り真っすぐ5メートル以内くらいで、下りのパットやスライス、フックラインはOKの距離に寄せることに注力しています。コーライだから寄せにくいということは特にありません。
感心したのはコーライグリーンなのに下りのパットがめちゃめちゃ速かったことです。コーライは上りも下りも重いというイメージがありましたが、同伴者の2メートルの下りのパットが5メートルもオーバーしたのを見て「まるでベント並みに速いな」と驚きました。
一方で、上りのパットは減速し始めた瞬間に左右にキュキュッと切れるのはコーライならではの動きです。冬のコーライグリーンはあまり経験がありませんでしたが、「これはこれで面白いな」と思いました。
ゴルフを始めたばかりの人はコーライグリーンを経験したことがないかもしれませんが、夏場には多くのゴルフ場が使用しているので、ベントグリーンとはボールの転がり方が違うということだけは覚えておいて損はないです。
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