「距離が短い=チャンス」って思い込んでない!? 100ヤード程度のパー3でもグリーンを外すのは当たり前?

比較的簡単そうに見える100ヤード程度のショートホールであっても、アマチュアはグリーンを外すケースも珍しくなく「こんな短い距離なのに……」とがっかりすることもあるでしょう。ミスの原因にはどのようなものが考えられるのでしょうか。

プロでも100%成功できるとは限らない

 100ヤード程度のショートホールの場合、ゴルファーであれば「確実にグリーンオンさせたい」と思うのは当然のことでもあります。しかし、グリーンオンに失敗して結果的にボギーやダブルボギーを叩いてしまうのは、アマチュアなら“あるある”なことと言えるでしょう。

ビギナーが最もバーディーを取れる可能性が高いのがパー3のショートホール 写真:AC
ビギナーが最もバーディーを取れる可能性が高いのがパー3のショートホール 写真:AC

 ショートホールはほとんどの場合「簡単そうに見えて簡単ではない」という罠が仕掛けられています。例えば「手前に池がある」「グリーン周りには深いバンカーが設置されている」「そもそもグリーンが小さい」など、距離が短いからと言って油断できないトラップが多く存在しているのです。

 このような心理的なプレッシャーがスイングにも影響を及ぼし、ミスショットをして結果的にグリーンを外すことにもつながっていそうですが、現役のシニアツアープロでゴルフスクールを経営している梶川武志氏は次のように話します。

「たとえグリーンまでが100ヤード程度だったとしても、距離が短いからといってグリーンオンに100%成功することはありません。少し厳しい言い方にはなりますが、『100ヤード程度だからグリーンオンができる』と決して勘違いをしてはいけないのです」

「プロの場合はショートホールかどうかにかかわらず、残り距離が100ヤード程度ならバーディーが取れるようなところにボールを止めて1ピン以内を狙います。しかし、その確率は100%ではなく60~70%程度ですし、天候やライによってはもっと低くなることも考えられます」

「これがショートホールの場合、ティーアップをするうえに打つ場所も平坦なので確率は少し高まるかもしれません。アマチュアでも上級者であれば、グリーンオンの確率はプロと同じくらいかもしれませんが、アベレージゴルファーやビギナーはその確率がグッと下がると考えておくべきです」

「絶対に乗せる!」という考えは不要?

絶好のバーディーチャンス!(写真はイメージ)
絶好のバーディーチャンス!(写真はイメージ)

 梶川氏は続けて「自分が100ヤード程度のショットをどのくらいの確率でうまく打てるのかを知っておくことが大切」と言い、その方法について次のように説明します。

「100ヤード前後の地点に目標をつくり、そこから半径10メートル以内にボールを落とす想定をして、10球打って何球成功するかを確認してみてください。練習場よりも実際のコースのほうが難易度が高いので、10球練習で打って7~8球の成功であれば、ラウンドでは5~6球程度の成功率になるでしょう」

「従って、グリーンオンできる可能性が50%程度だと考えれば『絶対に乗せなければらない』と思う必要はそれほどないはずです。グリーンオンの確率をより高めるためには、練習場で100ヤード前後の距離をどれだけ正確に打てるようになるかが大切で、ボールを打つときは実際のホールを思い浮かべながら取り組むと、より実戦的な練習にもなっていいと思います」

 ショートホールに限らず、プロでも自分の納得のいくボールが打てるのはショット全体の30%程度と言われています。つまり、70%は何らかのミスをしているわけですが、そのミスが小さいので大きなトラブルになっていないのです。

 アマチュアであれば当然、プロよりもナイスショットが打てる確率は低いので、たとえ100ヤード程度の短い距離でも「グリーンに乗らなくて当たり前」と割り切った心持ちでラウンドに臨むことが意外と大切なのかもしれません。

【写真】「マジで直して」 これがコース管理のプロが教える正しいボールマークの直し方/目土の仕方です

画像ギャラリー

まずボールの進行方向側からグリーンフォークを入れて戻す
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
この時点でかなり戻っている
窪みが大きい場合は円を広げて、またぐるりと戻す
窪みが大きい場合は円を広げて、またぐるりと戻す
窪みが大きい場合は円を広げて、またぐるりと戻す
窪みが大きい場合は円を広げて、またぐるりと戻す
最後にパターで軽くトントンとならす。手で軽く押さえても良い
まず斜めにグリーンフォークを入れたら…
フォークのお尻を上げるようにして芝を寄せる
先端を上げるような使い方は芝の根を切るのでNG
上が一般的なグリーンフォーク、下が戸島キーパーの使う業務用のグリーンフォーク
JGMセベバレステロスGCの戸島義貴グリーンキーパーいわく、ほとんどの人は砂の量が少なすぎる
自分がつくったディボット跡にボールが入ったら後続組に申し訳ない
スコップにこんもりと盛った砂を…
ディボット跡にバサッと落として…
芝と同じ高さになるように足の裏で広げる
踏み固めずに平らにならす要領で
目土をした端のところから芝が顔を出しているような仕上がりを目指そう
バラバラになったターフは戻さなくてOK
グリーンフォークを刺した後の動作が間違っている人が多い
軟らかいグリーンは、ボールマークが大きく深くなる
ビギナーが最もバーディーを取れる可能性が高いのがパー3のショートホール 写真:AC
絶好のバーディーチャンス!(写真はイメージ)

最新記事