“アナログ”がスコアアップに役立つ!? よく行くゴルフ場の「マイヤーデージブック」を作るメリットとは?

ゴルフコースの状況を把握できるアイテムに「ヤーデージブック」と呼ばれるものがありますが、どのようなものかわからない人もいるかもしれません。

自分だけの「マネジメントメモ」が完成する

 近年では、GPSが搭載されたカートナビでコースの状況を確認し、ターゲットまでの距離は距離計で正確に計測、さらにスコアはスマホのアプリで管理するなどデジタル化が進んでいます。

スコアメークで重要な役割を果たす「ヤーデージブック」 写真:Getty Images
スコアメークで重要な役割を果たす「ヤーデージブック」 写真:Getty Images

 プロの試合を見ているとポケットからメモのようなものを出してコースを確認している姿を見かけると思います。あれが「ヤーデージブック」と呼ばれるもので、コースマネジメントの一環として使用しています。

 では、ヤーデージブックとはどのようなものなのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。

「ヤーデージブックとは『各ホールがどんな形状をしているのか』や 『バンカーや池、OBといったハザードがどの位置に配置されているのか』などの情報が詳細に記載してある地図のようなものです。風の向きや強さ、芝の状態など実際に体で感じた情報とヤーデージブックを照らし合わせることによって『レイアップするかピンを狙うか』など、クラブの選択をするうえでの重要な資料になります」

「また傾斜や起伏の大きさ、グリーンの見え方のような紙面上では分からない部分をその場で書き込んでいけば、自分だけの『マネジメントメモ』にすることも可能です。そのため、プロは試合前の練習ラウンドで各ホールの特徴をつかんでヤーデージブックに記入をし、本戦に臨む人が多いです」

 一般のアマチュアゴルファーであっても、ヤーデージブックを活用するとよりコースマネジメントの手助けになるでしょう。

「1つのホールで、さまざまなルートが考えられるところもありますが、『前回は左側から攻めたから、今度は右側から行ってみよう』という風にラウンドするごとに自分が選んだルートをヤーデージブックに記録していけば、そのホールの中で最も自分に合った攻略法が見つかり、スコアアップも期待できます」

手書きでメモすることで記憶に残る

 しかし、カートナビやスマホのアプリなどでホールの地図が表示され、コース概要を容易に把握できるようになっています。世間的にもペーパーレス化が進み「紙のコースマップは時代遅れなのでは」と考える人も多いはずです。

 では、あえて紙のヤーデージブックを使うことにメリットはあるのでしょうか。

「確かに、デジタルのマップの方が便利な場合もありますが、ヤーデージブックはその地点からのグリーンの見え方やショットの軌跡を、ペンでメモができます。手書きであれば、過去に自分が考えたコースマネジメントを記憶しておきやすくなるだけでなく、ラウンドを重ねていくごとにデータがどんどんと蓄積されていくので、最終的には非常に精度の高いマネジメントノートが完成します」

 ヤーデージブックは、それぞれのホールの特徴を理解するのはもちろん、ショットやルート選定に関する自己分析にも使えるのが最大の魅力です。

 一部のゴルフ場では、クラブハウスやキャディーマスター室で購入できるほか、インターネットでもダウンロードして手に入れることができます。自分の肌で得た情報から確実にスコアを上げたい人や、ゴルフの楽しみ方の幅を広げたい人にはお勧めです。

【写真】上級者でも意外とできてない!? これが“正しい”バンカーのならし方、レーキの置き方です

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レーキをかける場合は柄をなるべく平行にしてならす 写真:Getty Images
レーキはバンカーの外に置くのが最も一般的 写真:AC
バンカーの内側にフチと平行に置くパターン 写真:AC
レーキのヘッドをバンカー内に入れ、柄の部分をフチと垂直に置くパターン 写真:AC
スコアメークで重要な役割を果たす「ヤーデージブック」 写真:Getty Images

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