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- ゴルフ場スタッフに挨拶しない人はちょっと… みんなが一日を楽しく過ごすことができる「挨拶」の重要性とは?
普段から店員や受付の人にしっかり挨拶する人は、実際あまり多くないかもしれません。では、ゴルフ場のスタッフには元気よく挨拶した方がマナー的にもいいのでしょうか。
挨拶はゴルフ場全体の空気を良くする
ゴルフ場では、チェックインからラウンド、ハーフターン時の食事からチェックアウトまで、何かと従業員と接するタイミングがあります。
日常生活では店員や受付の人に対していつも目を合わせたり、ハキハキとした声で挨拶をする人はあまり多くないかもしれません。
普段は緊張や照れくささからはっきりと「おはようございます」「ありがとうございました」などと挨拶することはなくても、ゴルフ場のスタッフには元気よく声をかけた方がマナー的にはいいのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「行きつけのレストランや食堂がある人なら、食事をとってお会計をした後に『ありがとうございました』『ごちそうさま』と店の人に声をかける人も多いと思います」
「それと同じように、ゴルフ場においてもフロントの係員をはじめ、キャディーやマスター室のスタッフなど従業員と顔を合わせる機会があれば、『おはようございます』『今日はありがとうございました。またよろしくお願いします』などの挨拶を交わした方がいいでしょう」
「そうすることによって自分や相手の気分が良くなるだけでなく、周りの人も『あの人はしっかり挨拶ができているから自分もしっかりやろう』と感じるようになり、結果としてゴルフ場全体の空気も良くなるはずです」
「田舎町に行くと学校の近くなどに『すれ違う人には元気よく挨拶をしましょう』といったスローガンが書かれた看板を目にすることがありますが、ゴルフ場も一つのコミュニティ、社会の縮図と捉えることができます」
「実際にメンバー同士やスタッフなど、同じ空間を共有する間柄でコミュニケーションを積極的に行うことは、以前から推奨されていました。ビジターとして来た場合は初対面の人ばかりで緊張するかもしれませんが、せめて朝から夕方まで一緒に回ってお世話をしてくれたキャディーさんには、お礼の一言を添えてあげた方が相手もうれしいと思います」
ゴルフ場では、キャディーやフロントスタッフはもちろん、コース管理者やクラブハウスの清掃員など、ゴルファーと直接顔を合わせる機会の少ない従業員も加えると実に多くの人が働いています。
私たちが支払う「プレー料金」は、いわば一人でも多くのゴルファーにゴルフ場を快適に利用してもらえるよう努力してくれた人たちへの「対価」であるといえます。そこにプラスちょっとしたコミュニケーションが加わることで、ゴルフ場を提供する側と利用する側との関係性をより良くできるといえそうです。
タイミングが合えば、勇気を出して自分から挨拶を
しかし、最近ではチェックインから精算まで全て一台の機械で済ませられたり、キャディーなしでラウンドするセルフプレーが浸透したりと、ゴルフ場のスタッフと触れ合うタイミングは前よりかは減少傾向にあります。
そのような場合であっても、従業員への挨拶は積極的に行うべきなのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。
「確かに、近年では非対面式の自動精算機の導入やセルフプレーの普及で、スタッフに会う場面はあまり多くはありません。それでもカートを準備してくれたりキャディーバッグの積み下ろしを手伝ってくれたりする人はいるので、クラブチェックをした際や退出する際のタイミングで挨拶ができた方がいいでしょう」
「挨拶を大切にする点は、日本のゴルフ場の非常に素晴らしい文化だと個人的には思います。名門コースの中には到着してクラブハウスに入ったら『いらっしゃいませ』ではなく『おかえりなさい』と言ってくれるゴルフ場もあります」
「このような慣習はこれからも継承していくべきだと感じるので、もしも声をかけるタイミングがあれば勇気を出して『こんにちは』『ありがとうございました』など、基本的な挨拶だけでもいいので実践してみることをオススメします」
挨拶をされた側は、気分が良くなるのは間違いありません。日ごろの感謝を伝えるという意味でも、ゴルフ場のスタッフと積極的にコミュニケーションを取れた方がベストといえるでしょう。
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