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- メンバーになれば出場できる月例などの競技会… どんな種類があってアベレージゴルファーでも楽しめるものなの?
ゴルフ場のメンバーになると「競技に参加できる」という特典が付いてきますが、実際に出場するにあたってはいろいろと注意点がありそうです。
ルールやマナーはいつもよりも厳密に
ゴルフ場のメンバーになると、「優先的にラウンドの予約ができる」「さまざまなサービスが受けられる」「競技に参加できる」といった特典が付いてきます。
なかには「いつかはゴルフ場の会員権を買って競技にエントリーしたい」と思っている人や、「既にメンバーにはなっているけれどエントリーしたことがない」という人もいるかもしれません。
では、ゴルフ場の競技会に参加する際はどのような点に注意すべきなのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。
「まず、参加者として最低限守らなければならないのは『遅刻をしない』ことだと思います。これは通常のラウンドや接待ゴルフ、コンペなどでも同じですが、競技の場合は集合時間やスタート時間に遅れると失格扱いとされて一切プレーできなくなってしまうので、より一層注意するべきでしょう」
「ラウンドは3人1組のところもあれば4人1組のところもありますが、スコアは“マーカー方式”で付けるのが一般的です。AさんはBさん、BさんはCさん、そしてCさんはAさんのスコアを記録することにより、成績の管理と順位付けを正確に行う協力をします」
「ルールもできるだけ正しく覚える必要があります。特に救済処置の仕方は混同しやすく、『ボールが動いてしまったときの対処法の違い』『ドロップできる範囲が1クラブレングスなのか2クラブレングスなのか』といったものが挙げられます」
「もしも間違った方法のまま打つと、『誤所からのプレー』とみなされてペナルティーが課せられてしまい、プレー時間が伸びて周りに迷惑をかけるかもしれません。プライベートのラウンドなら『何となく』で済ませがちなルールも厳しく見られますから、スコアの良し悪しは別としてルールやマナーは最優先で覚えておくべきです」
クラブ競技では「競技委員会」に属するメンバーがルールに基づいて適切な判断を下してくれることもありますが、その人たちもプレーに参加するので対応できない場合も少なくありません。
ゴルフのルールといえば、2019年に大幅な改正が実施されたことも記憶に新しいですが、実際は毎年のように細かな点で変更が加えられているので、大変ではありますが競技に出る前には必ずルールブックに目を通しておきたいものです。
競技会といってもさまざまな大会がある
では、競技会に参加したい場合は他にどのようなことを知っておくといいのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。
「まず、参加資格や条件については競技内容によって異なります。“四大競技”などとも呼ばれる主要な競技の中でも最もレベルが高い“クラブチャンピオンシップ(クラチャン)”は、純粋に『そのクラブで最もゴルフがうまい人』を決める大会で、ハンディキャップなしで開催されます」
「“理事長杯”という大会も主要なクラブ競技の一つに数えられますが、こちらはハンディキャップ有りで行われるため、ハンディキャップが多い人でも上位に食い込むチャンスが広がります。また、頻繁に開かれる“月例杯”はハンディキャップ毎にクラス分けし、それぞれのクラスで順位を競います」
「シニア限定の競技を開いているところも多く、そちらは基本的に60歳以上の人を対象としています」
なお、クラブ競技に参加する人は各ゴルフ場が発行している“クラブハンディキャップ”を用いますが、JGAが定めた“オフィシャルハンディキャップ”を採用しているところもあります。
JGAオフィシャルハンディキャップは、直近3ラウンド分のスコアカードを提出すれば誰でも簡単に取れるため、興味がある人は申請してみるといいでしょう。
競技会に参加するメリットとしては、「スキルが向上したり、賞を獲得することで自信につながる」「ゴルファー間で親睦を深められる」などが挙げられます。
「競技」と聞くとハードルが高そうなイメージがあるかもしれませんが、なかにはアベレージゴルファーでも参加できるものもあります。ゴルフを長く続けるのなら、一度はチャレンジしてみても面白いはずです。
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