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- 上座と下座を間違える人が多数!? “上司のクルマでゴルフ”に行くとき知らないと後々ヤバい乗車マナーとは?
上司や取引先の方に運転してもらい乗り合いでゴルフ場へ行く際には、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか?
上司が運転する場合、タクシーの上座、下座とは異なるので注意
昨今はプレー料金もガソリン代も上昇傾向にあるので、なるべく節約するために乗り合いでゴルフ場へ行こうと考える人は少なくないはずです。新入社員の場合は、上司や取引先など、目上の人のクルマに乗り合いでゴルフ場へ向かう機会も多いかもしれません。

では、上司や取引先のクルマに乗せてもらう場合は、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。ワイズクオリティ株式会社に所属するマナー講師の小藤弓氏は以下のように話します。
「まず車内には、上座と下座が存在するため自分の立場(役職)に合わせた場所に座る必要があります。たとえば、運転者を含めて4人で行くことを想定しますが、誰がドライバーになるかにより、上座や下座が変わってきます。一番偉い方がドライバーになる場合は、助手席は2番目の方が座ります。運転席の後ろには3番目の方、助手席の後ろは4番目の方が座ります」
「運転手がいるタクシーの場合は、運転席の後ろが上座、次に助手席の後ろ側、助手席が下座になるので、間違えないように注意しましょう。上司と自分の二人で乗り合いをする場合は、助手席に座るべきですが、複数人で向かう場合は、立場(役職)に合わせた位置に座るのがマナーです」
「また自宅付近に迎えに来てもらう際は、乗り降りがしやすい場所を指定するようにします。場合によっては駅前や、利用するのであれば近くのコンビニを集合場所にしても良いでしょう」
「さらにキャディーバッグや荷物の積み下ろしも積極的に手伝う必要があります。しかし、その際はクルマを傷つけないよう十分に注意し、どのように積むべきかクルマを出してくれた方に尋ねるようにします。毎日、クラブハウス前でキャディーバッグの積み下ろしをしているスタッフでさえ、傷を付けないようタオルや毛布を用意して丁寧に運び出しています」
差し入れや交通費の負担分をすぐに渡せるようにしておく
またクルマに乗せてもらう際は、差し入れを用意しておくとスマートだと小藤氏は話します。
「たとえば、人数分の飲み物や眠気覚ましのガムを買っていくと気配りができる人に見られます。運転をしてくださる方は誰よりも朝早くに起きて全員を迎えに行くことになるため相当大変です。感謝の気持ちを伝える意味でも、何かしら差し入れを持っていくと喜ばれるでしょう」
「さらに、事前におおよそのルートで高速代を把握しておきましょう。ガソリン代も運転される方に伺い、人数分で割った金額を渡せるよう準備しておきましょう。たとえば、ガソリン代と高速代を含めた交通費が約1万円、4人の乗り合いで行く場合は、2500円ほどを封筒に包んでお渡しします。『お金はいいよ』と優しく断られることもありますが、上司であっても甘えることなく支払うつもりで用意します。支払いを断られた場合は、後日『旅行に行った際に購入したお土産を渡す』など、なにかしらで御礼の気持ちをお返ししましょう」
交通費の支払いに関しては、運転者側から切り出しづらい話題でもあるので、なるべく乗せてもらう側から提案することがスマートです。ほかにも、小藤氏は同乗中のマナーにも気をつけたほうがいいと話します。
「ドリンクを飲むぐらいであれば問題ないと思いますが、パンやお菓子など、車内を汚す恐れがあるものを食べることは控えるべきです。また上司や取引先の方とプライベートで話すコミュニケーションの場と考え、眠くならないためにも積極的に会話を楽しみます」
自宅まで送ってもらい解散したあとには、お礼のメッセージを送ると感謝の気持ちをより伝えることができます。このように目上の方と乗り合いで行く際には、気を遣うことが多いですが、スマートにこなせば自身の評価を上げることにもつながりそうです。乗り合いで行く機会があれば、ぜひ参考にしてください。
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