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- アマチュアは調子がイマイチのときこそ“更新”の見込みアリ!? レベル別“ベストスコア”が出るのはどんなとき?
ベテランゴルファーになるほど滅多に出なくなるベストスコアですが、どのようなシチュエーションだと出やすいのでしょうか?
プロや上級者ほど“運”を味方につけないと更新できない
ビギナーのうちは技術的な伸び代が大きいので、比較的簡単にベストスコアを更新できます。しかし、ある程度ゴルフが上達してくると、「たった1打」をなかなか縮めることができず、数年間ベストスコアを更新できていないゴルファーも数多くいます。

なかには、ベストスコアを更新したのが10年以上も前で、どのようなプレーをして達成できたのか思い出せないゴルファーも多いかもしれません。では、ベストスコアはどのような条件がそろうと出やすいのでしょうか? ツアープロ兼レッスンプロの綿貫直基プロは、自身の経験を踏まえて以下のように話します。
「私自身もベストスコアを更新できたのはかなり昔の話で、『狙って出せるものではない』ことは断言できます。基本的にベストスコアを更新できるときは『それなりに調子が良い』『ラッキーが頻発する』『ベストスコアを意識しないメンタルを持つ』ことができたときです」
「チップインバーディーがとれたり、ロングパットをカップインできたり、なぜかすべてプレーがうまくいくことは、何百回もラウンドしていればまれにあります。そこで『もしかしたら、ベストスコアを更新できるかも……』と気負いはじめると、うまくいかないことが多いですが、フラットなメンタルでそのまま18ホールをプレーできると達成できます。いわれてできるようなものでもありませんが、『気づいたらベストスコアを達成していた』となるのが一番です」
たとえアンラッキーなことが起こっても、気にせず淡々とプレーを続けることができると、ベストスコアを達成できることがあるそうです。
調子が悪いから慎重に打ってたらベストスコアを更新してた
このように、プロや上級者は運を味方にする必要もありますが、ビギナーやアベレージゴルファーであれば、調子が悪いときでもベストスコアを達成できる可能性があると綿貫プロは話します。
「アマチュアのほとんどはショットの調子が悪いとベストスコアを達成できないと勘違いしていますが、決して調子が良くなくても100切りぐらいであれば可能性はあります。基本的にショットの調子が悪いと、安全に攻めようという気持ちが生まれるので、2打目で無理にスプーンやクリークを使おうとせず、確実に刻む意識が出てきます」
「9ホールをボギー、9ホールをダブルボギーで上がれば100切りできるので、『調子が悪いから慎重に打ってたらベストスコアを更新してた』というゴルファーは私の周りに結構います。むしろアベレージゴルファーの場合は、調子が良いときにスコアを崩す人が多い印象です。『今日は当たりがいいから』と高をくくって、難しいクラブを選んで無理にグリーンを狙い、大叩きしてしまうのは“あるある”です」
バンカーでは確実に、1打損しても脱出優先と割り切る、林のなかにボールがあった場合は確実にフェアウェイに出すなど、基本に忠実にプレーすることが大切といえそうです。
アベレージゴルファーのなかには、早朝の練習で「今日は調子が悪いからベストスコアは狙えない……」とあきらめムードの人もいますが、そういうときこそ謙虚に真摯にプレーすることで可能性が大きく広がるのかもしれません。
最後に綿貫プロは「あきらめてプレーが雑になった瞬間に達成できる見込みはなくなる」と戒めを口にしました。最後まで辛抱強くプレーをし続けることも、ベストスコアを達成する重要な要素といえるかもしれません。
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