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- 女子ツアーの“ワンオンチャレンジ”は14イーグル、219バーディー! “サービスホール”ってどんなゴルファーにも簡単なの?
ゴルフコースの中には、「サービスホール」と呼ばれるホールもあり、名前を聞くだけならラッキーなイメージを受けがちですが、果たして本当に全てのゴルファーにとってサービスと感じられるのでしょうか。
距離が短いとかえって難しくなる場合も
ゴルフコースの中には“サービスホール”と呼ばれる誰でも簡単に良いスコアを取れそうなホールも存在し、名前だけ聞くぶんには「ラッキー」と感じる人もいるかもしれません。
先日の国内女子ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」では、256ヤード・パー4の“ワンオンチャレンジ”が話題になりました。実際にこのホールでは4日間を通して14個のイーグルが生まれ、一番多かったスコアがバーディーの219個、全選手の平均スコアが3.3852と、実績がパーに対して0.6打以上も少ない、まさに“サービスホール”となりました。

では“サービスホール”と呼ばれるようなホールは、一般ゴルファーにとっても簡単に感じられるのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「残念ながら、俗に“サービスホール”と言われていたとしても、全てのゴルファーにとって“サービス”と感じられるとは限りません。日本において“サービスホール”は、主に規定打数の割に距離が短く、少ないスコアを記録する見込みが相対的に高いホールを指す場合が多いです」
「例えば、規定打数ではパー5とされているにもかかわらず、ヤーデージ的には少し長めのパー4と言っても差し支えない距離しかないホールをたまに目にすると思います。飛ぶ人なら楽々2オンが狙えたり、普段なら3オンが精一杯の人でも2つで乗る可能性が出てきます。アプローチとパッティングを無難にこなせば、簡単にバーディーや、あわよくばイーグルすら取れそうなものも存在します」
「しかし、そういったホールは距離が短い代わりにハザードの数や配置の仕方、アンジュレーションや全体の形状などによって難易度を高めに設定するのが一般的です。そのため、距離を一気に稼げるからとティーショットでドライバーを選ぶと、往々にして2打目以降を難しくしてしまうことがあります。むしろ、ティーショットではフェアウェイウッドやアイアンを選び、総ヤーデージとカップが切ってある位置関係からどの場所にボールを落とすのがベストなのか、つまりショットのスキルだけでなく『逆算する力』も距離の短いホールでは求められます」
同様に、ロングヒッターであればティーショットで直接グリーンを狙えるほどの距離しかないパー4もあります。「ドライバブル(ドライブエーブル)パー4」とも呼ばれ、アメリカのゴルフ場設計家チャールズ・B・マクドナルドがスタイルを確立させたとされています。
飯島氏によると、「トーナメントでは、演出の一つとしてドライバブルパー4を設けることがある」と言います。特にロサンゼルス五輪開催コースに決定しているリビエラカントリークラブ10番ホールは、短いヤーデージの中でバンカーが複雑に張り巡らされており、多くのトッププロたちが苦しめられたホールとして知られています。
ビギナーやアベレージゴルファーにとってはやさしい?
しかし、飯島氏は「ゴルファーによっては、短めのホールを“真のサービスホール”と感じられる人もいるだろう」と話します。
「上級者やプロゴルファーにとってはイレギュラーなコースマネジメントが要求され、かえって難しいホールと感じられる一方で、普段はボギー以上のスコアを叩くのが当たり前となっているビギナーやアベレージゴルファーにとっては、良いスコアを狙える確率が上がります。そして、距離が短いぶん気持ちにも余裕ができ、『無理してでも苦手なドライバーを使わなきゃ』といった気持ちに駆られずに済むので、一層曲がるリスクを減らすことができます」
「また、ここ数十年の間でドライバーの飛距離はツアープロなら300ヤードを優に超え、まるで『長距離を飛ばすことが正義』かのような風潮になりつつありますが、本来ゴルフは『ボールを転がす道楽』に端を発しているスポーツです。そのため、ゴルフ場設計家の間では『単に飛ばせば良い訳ではないホール』『プレーの進め方にひとひねり必要なホール』を、いかにうまく造れるかが重視されます」
規定打数の割に距離が短いと「チャンス」と思うゴルファーも多いかもしれませんが、予期せぬトラップに引っかかってしまうリスクもあるので、油断せずコースマネジメントにはいつも以上に気を付けてプレーしましょう。
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