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- 「もう手放せない!脱ぐと逆に不快!?」プロも太鼓判、猛暑ゴルフでブレイク中“冷感インナー”の真価とは?
真夏のゴルフで注目される冷感インナーは、気化熱で体感温度を下げ快適性を維持。熱中症予防や日焼け対策に役立つ一方、体質や天候により効果が変わるため使い方に工夫が必要です。
冷感インナーの仕組みとゴルフでのメリット
真夏や残暑の厳しい季節にゴルフを楽しむとき、プレーヤーを悩ませるのが強烈な日差しと体力の消耗、そして熱中症のリスクです。そんな環境下で注目を集めているのが「冷感インナー」。もともとはバイク乗りや建設現場など、屋外で長時間活動する人々の間で広まったアイテムですが、近年はゴルファーの間でも愛用者が増えています。水分や汗に反応して涼しさを生み出す仕組みを持つこのインナーは、果たして夏ゴルフにおいてどれほど役立つのでしょうか。

冷感インナーの基本原理は「気化熱」にあります。水や汗を生地が吸収し、それが蒸発するときに体表面の熱を奪って涼しさを感じさせるというものです。理科の授業で学んだ“打ち水”の効果を、ウェアに応用したといえばイメージしやすいでしょう。
あるメーカーの検証によれば、着用時に体感温度が最大でマイナス7度まで下がる製品も登場しており、真夏のラウンドで得られる恩恵は非常に大きいとされています。とりわけゴルフは、真昼の炎天下で4〜5時間にわたって歩き続け、時には傾斜地で体を大きくひねるスポーツ。大量の汗をかく環境だからこそ、この冷感効果と相性が良いといえるのです。
実際の使用者の声も説得力があります。レッスンプロの三浦辰施氏は次のように語ります。
「生徒さんたちの中では、冷感インナーを着ないなんて考えられない、むしろ脱ぐと不快だと感じる方が多いです。体感温度を下げられるのはもちろん、汗を吸収してすぐ乾いてくれるので、服が濡れてべたつく不快感も減ります。練習場でも着用する人が増えていて、長袖タイプなら日焼け対策にもなる。いまやゴルフに欠かせないアイテムですね」
こうした声からも分かるように、冷感インナーは暑さ対策と快適性の両立に大きな力を発揮し、ゴルファーにとって「なくてはならない存在」になりつつあります。
SNSのリアルな声と使用時の注意点
一方で、SNSやレビューには冷感インナーに対する“注意点”も報告されています。代表的なのが「汗をあまりかかない体質の人には効果を実感しにくい」という声。仕組み上、汗や水分が蒸発することで冷却効果が得られるため、発汗量が少ない人には期待したほどの涼しさを感じられない場合があるのです。そのような場合は、プレー中に持ち歩いている水筒やペットボトルの水を軽くかけて生地を濡らすと、同じ効果を得られるとされています。
また、「湿度が高い日や雨天時には効果が薄れる」という指摘もあります。空気がすでに水分を多く含んでいる環境では蒸発が進みにくく、気化熱による冷却作用が弱まってしまうためです。加えて、風通しの悪いラウンドバッグやクラブハウスで着替えを長時間放置すると、インナーが乾ききらず不快感が残る場合もあるため注意が必要です。
つまり、冷感インナーは万能アイテムではあるものの、体質や天候によって効果が変わることを理解し、状況に応じて使い分けることが求められるのです。
選び方とまとめ
冷感インナーは、夏ゴルフにおいて強い日差しや高温から体を守り、快適なプレーをサポートしてくれる強力な味方です。価格帯は1000円前後の手頃なモデルから、冷感効果に加えて消臭・抗菌・UVカットなど多機能を備えた高性能モデルまで幅広く展開されています。プレー頻度や体質、日焼け対策の必要性に応じて、自分に合った一着を選ぶことが重要です。
もちろん、冷感インナーだけに頼るのではなく、日傘や冷却タオル、十分な水分・塩分補給といった他の暑さ対策も併用することが欠かせません。冷感インナーを上手に活用しながら、炎天下のラウンドでも安全で快適なゴルフを楽しみましょう。
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