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- 「ポテトチップグリーン」て何? ゴルフ仲間にちょっと自慢できるグリーン形状の呼び方・基礎知識
そこまで大きな違いがあるようには感じていない人も多いかもしれませんが、パッティンググリーンは実はいくつものパターンに分けられるそうです。では、グリーンの形状にはどんなものがあるのでしょうか。
なかには日本ではあまり見かけない形状も
パッティンググリーンは、プレーヤーにとってはスコアが決まる緊張の場であり、またゴルフ場にとってはコース管理の技術を最大限結集させる重要なエリアでもあります。
とくにビギナーの場合、「多少、大きさに違いはあるけれど、基本的にグリーンはどれも同じようなものでは?」と思っている人もいるかもしれませんが、実はいくつものパターンに分けられます。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、次のように説明します。
「普段プレーしている分にはあまり意識が向かないと思いますが、パッティンググリーンの形状はいくつもの種類に分類することができます」
「まず、日本のゴルフ場でよく見られるのが、お椀をひっくり返したような形状の『プラトーグリーン』と呼ばれるもので、グリーン面が周りより一段高くなっています。日本のゴルファーの間では『砲台グリーン』と呼ぶのが一般的でしょう」

「次に『アイランドグリーン』はアメリカ出身の著名なゴルフ場設計家であるピート・ダイが多用していたタイプで、その名の通り周囲に池や場合によってはバンカーなどのハザードを張り巡らせることで、グリーンが芝地から孤立した島のように見えるのが特徴的です」
「また、『ポステージスタンプグリーン』は、郵便切手のように小さく、四角い形状をしていることから名付けられ、面積が350~370平米と通常のグリーンの半分程度かそれ以下のものがこのように呼ばれます」
「さらに、『パンチボウルグリーン』は周りの方が高く、中心に向かうにつれて低くなっていって、全体的に“すり鉢”のような形をしているグリーンですが、こちらは日本ではあまり見かけないタイプとなっています」
ほかにも、アンジュレーションを複雑にしたことで全体が大きく波打っているように見えるグリーンは『ポテトチップグリーン』、手前から奥に向かって傾斜が続いている『ティルテッドグリーン(いわゆる“受けグリーン”)』など、パッティンググリーンの形状は非常に多岐にわたります。
ちなみに、日本独特のグリーンとしての認識も強い「2グリーン」ですが、これにも「オルタネートグリーン」という名称がつけられています。
グリーンは芝だけ整えていれば良いものではない?
また、グリーンを改修することで単純な受けグリーンから趣向を凝らした形状に変える例も見られます。しかし、飯島氏は安易な改修は危険を伴うと話します。
「グリーンの種類によっては、作りやすいものとそうでないものに分けることもできます。例えば、パンチボウルグリーンは中心に行くほど低くなる形をしているため、雨が降った際には雨水が中に流れ込み、溜まりやすいという性質を持っているため、暗渠排水の設備には一層工夫を凝らさなければなりません」
「とはいえ、芝の生育には適度な水分が必要なのも事実で、すぐに水気がなくなってしまうようでは今度は乾燥が起こり、別の問題が発生します。そのため、グリーンの周りにスプリンクラーを設置することも、必須と言えるのです」
「また、日本のゴルフ場では1ホールに高麗芝とベント芝それぞれのグリーンを設けるのが主流でしたが、『ゴルフは次第に的が絞られていくものであるべき』という考え方や、葉先が太くボールの転がりが悪いと不評だった高麗芝のグリーンを撤去するなどの目的で、ベントグリーンの1つのみに改修したコースも少なくありません」
「しかし、ただグリーンを2つから1つに減らせば良いという訳ではなく、周りを取り囲むバンカーや池、その他のトラップとの配置も再構築しないと、総合的に見て『美しいグリーン』とは呼べないのです。要するに、グリーンそのものを整えるだけでなく、周囲との調和まで考えることがコース改修の肝となるのです」
次回ラウンドしてみる時には、各コースやホールごとのグリーンの形状に注目してみると面白いかもしれません。
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