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- 一発のOBから大崩れの連鎖が始まる理由とは? ミスを引きずる人の共通点と改善策
突然のOBやシャンクで一気に崩れる、そんな経験は誰にでもあるはず。しかし、問題はミスそのものではなく、その後の思考にあるといいます。さらなる大崩れを防ぐヒントをレッスンプロに聞きました。
思わぬミスが出ても次に同じミスが出るとは限らない
筆者はラウンドに出るとき、「今日はいいスコアで回りたい」と思いながらも、そこまでスコアに固執するタイプではありません。2025年の平均スコアは98.1。基本的には100が切れれば御の字ですし、パーが取れなくてもボギーで十分です。難しいホールやティーショットをミスしたホールはダブルボギーでも仕方ないと割り切っています。
それでもゴルフは残酷です。こちらは欲張ったつもりも油断したつもりもないのに、フェアウェイがめちゃめちゃ広いホールでドライバーがあり得ないほど曲がってOBゾーンに飛び込んだりします。グリーン周りのアプローチでまさかのシャンクが出たりします。その瞬間、頭の中が真っ白になります。
そして次の瞬間から、「どうやって振ればいいのか分からない」という感覚に襲われ、そこから一気に崩れていきます。ボギーペースで回っていたはずが、1ホールで10打以上の“ビッグイニング”が生まれ、取り返そうとすればするほど、ダブルボギーとトリプルボギーが積み重なっていきます。

沖縄県のエナジック具志川ゴルフクラブ総支配人で、レッスンプロでもある三浦辰施氏に、この突発的な大崩れの正体をたずねると、次のような言葉が返ってきました。
「コースを回っていると、テンポが変わったりもしますから、思わぬミスショットが出ますよね。そこで頭の中のベースが、『次もまたミスショットが出るんじゃないかな』ってなることはあります」
まさにそのとおりです。1回の大きなミスが、次のショットへの不安に変わる。ミスそのものよりも、「またやるのではないか」という恐れが、スイングをぎこちなくしているのかもしれません。
しかし三浦氏は、考え方の軸を少しだけズラします。
「ゲーム上では毎ショット、前のショットの続きではあるんですけど、同じライから打つわけじゃないですから。新たな一打なわけじゃないですか」
ラウンドは続いていても、状況は毎回違う。前のショットの延長線上で打つわけではありません。それなのに私たちは、前のミスを引きずったまま、次のショットに向かおうとします。
「その状況だったら、どうやって打つのが最善なんだろうっていうのを、まず考えることをしていないから、ミスが続くんだろうなと思うわけですよ」
つまり、大崩れの原因は技術よりも思考の向きにあるということです。前のミスの原因を探しながら打とうとするのではなく、今のライと状況に向き合う。シンプルですが、なかなかできません。
ミスが出たら「伸びしろがある」と気持ちを切り替える
さらに三浦氏は、ミスそのものの捉え方も変えます。
「想定していないようなミスが出たってことは、まだうまくなる伸びしろがあるんですよ」
OBやシャンクは、確かに痛い。しかし、それはまだ伸びしろが残っている証拠でもあると諭します。大きなミスを減らすことが上達の証だと考えれば、少しだけ視界が変わります。
ローハンディの人でも、1日のラウンドの中で崩れることはあるそうです。ただ、違いはその後の思考にあります。
「前のホールでミスをしたから、ミスを取り返すためにはどうしたらいいかっていうふうに考える人は、絶対にドツボにはまっていきますね」
取り返そうとする思考は、焦りを生みます。焦りは無理な攻めを呼び、さらにミスを重ねます。そうして“ビッグイニング”は完成します。
「どんなに大きなミスをしても、必ず毎回、『次のショットは新しいショットなんだよ』っていうふうに思って、やってほしいです」
前のショットはもう終わっています。同じライから打つことはありません。ならば、今できる最善を考えるしかない。そこに集中できたとき、気持ちは少し軽くなります。
ゴルフは難しいスポーツです。だからこそ想定外のミスが出ます。けれども、そのミスを「また出るかもしれない」と考えるか、「まだ伸びしろがある」と捉えるのかで、ミスが連鎖するか、ミスを断ち切るかが決まります。それを選んでいるのは、もしかしたら自分自身なのかもしれません。
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