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「このまま一人で生きていくのか」笠りつ子、5年ぶりVの裏で語った“38歳の本音”――結婚・出産とツアーの現実、父の思い
5年ぶりの優勝を果たした笠りつ子(りゅう・りつこ)。歓喜の裏で語られたのは、38歳という節目に直面する結婚・出産と競技人生の葛藤だった。勝利で得た“余裕”が、次の選択への一歩となる。
「38歳」で見つめる、女子プロのジレンマ
◆国内女子プロゴルフ
Vポイント×SMBC レディス 3月20~22日 紫カントリークラブ すみれコース(千葉県) 6731ヤード・パー72
女子ゴルフの「Vポイント×SMBCレディス」最終日。18番グリーンで約5メートルのスライスラインを沈め、優勝を決めた笠りつ子。2021年「ヨネックスレディス」以来5年ぶり、ツアー通算7勝目となった。目にはこれまでの苦悩をにじませる涙が浮かんだが、一方で優勝会見では“第2の人生”についての葛藤も口にした。

「今年一勝して、自分を楽にさせてあげたい。もういいんだよと言ってあげられる余裕が欲しかった」
その言葉には、30代後半の女子プロゴルファーが直面する現実がにじむ。体力面ではまだ十分にツアーで戦える一方、経験を積み、ゴルフとの向き合い方も成熟してくる時期でもある。ただ、40代が見え始めると、今後の人生を意識するのも自然な流れだ。競技を続けるのか、それともツアーを離れて新たな道に進むのか。結婚・出産を経て復帰するという選択肢もある。
近年は結婚後もツアー参戦を続ける選手が増えている一方で、横峯さくら、有村智恵、一ノ瀬優希、若林舞衣子らのように、出産・育児と競技を両立するケースも見られる。
笠もまた、そうした姿に思いを重ねている。
「今週の練習ラウンドで37歳だと思っていたら、実は38歳だったんです」
笑いを誘いながらも、続けて本音を明かした。
「38と39の女性って、やっぱりいろいろありますよ。もう40になるでしょ。どうしていくかっていうのは、若かったら『イケイケ!』で頑張れるけど、どうしようかなって」
さらにこう続ける。
「同年代は結婚して子供もいる。でも私はまだそういう経験もしていない。経験はしたい。でももう38。そろそろ相手がいればと思うんですけど。寂しいけどね。このまま一人で生きていくのかっていう悩み。ちょうどリミットがあると思うんですよ」
優勝という「一区切り」
葛藤を抱えながら競技を続けてきた中で、今回の優勝は大きな意味を持つ。
「優勝して、どうしていくべきか考えたかった」
シード権へのこだわり以上に、「勝つことで気持ちを楽にしたい」という思いでつかんだ1勝。この結果は、立ち止まって自身の将来を見つめる時間をもたらした。
父・清也さんは、娘の今後についてこう語る。
「結婚したけりゃしてもいいし、ゴルフをやりたければやってもいいし、やめたければやめてもいい。彼女の人生ですから、自分で決めていくでしょう」
穏やかな口調の中に、娘の選択を尊重する思いがにじんだ。
女子プロゴルファーとしてのキャリアと、一人の人生。そのはざまで揺れる笠の姿は、スポーツ界にとどまらず、多くの女性が直面するテーマとも重なる。
「今日が最後かもしれない」という覚悟でつかんだ5年ぶりの優勝。
その涙は、競技者としての達成であると同時に、次の人生へ向き合うための“余裕”を手にした証しでもあった。(千葉県野田市/キム・ミョンウ)
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