想像より怖くないよ!自分の実力を試せる「競技ゴルフ」の魅力を解説

ゴルフの腕前が上がり、良いスコアが出せるようになると「競技ゴルフ」への参加を考えるかもしれません。ゴルフではさまざまなプレー方式、参加条件の大会があり、レベルに合わせて選択し、参加することができます。

参加条件やプレー方式が違うさまざまな競技がある

 練習やラウンドを重ね、スコアが縮まってくると、「競技ゴルフ」に興味が出てくるかもしれません。

レベルは違えど、チームで勝利を目指すのもまた格別の喜びがあります。写真は2018年トヨタジュニアゴルフワールドカップで優勝したアマチュア時代の安田祐香、古江彩佳、西村優菜 写真:Getty Images

 競技ゴルフでは、ゴルフ規則を厳格に守りながらラウンドを行い、会場に集まった他のプレーヤーとスコアを競い合います。プライベートなラウンドや仲間内のコンペとは違った緊張感の中で、さまざまなゴルファーと真剣勝負をできる場となっています。

 ただし、競技ゴルフと言ってもその種類は本当にさまざま。レベルに関係なくエントリーできるオープン競技もあれば、指定ハンディキャップ以下でないと出場できないものもあります。

 純然たるグロススコア(トータルスコア)で争うスクラッチ競技もありますが、自身のハンディキャップをグロススコアから引いたネットスコアで争うアンダーハンディキャップ競技も多いですし、ハンディキャップのレベル別にクラス分けされた競技もありますので、自分の技量に合わせて無理なく楽しむことが可能です。

 中には、スクランブル方式やベストボール方式で行うチーム戦の競技もあります。まずは恋人や夫婦、ゴルフ仲間とそういった競技に参加し、普段のラウンドとは違う雰囲気に慣れるのも良いかもしれません。

 競技の参加条件にもなるハンディキャップにはいくつかの取得方法があります。まずは日本ゴルフ協会(以下、JGA)に加盟するゴルフ場の会員となり、5ラウンド分のスコアカードを提出する方法。会員権を買うとなるとハードルは高いですが、JGAに会員登録をして取得することもできます。

 その他、JGAが公式認定するゴルフ情報・予約サイトなどを通してハンディキャップを取得することも可能です。以前に比べて、手軽にハンディキャップが取得できる環境が整ってきていますので、競技参加へのハードルは年々下がっていると言えるでしょう。

OKパットなし!? 厳密なルールでラウンドを行う

 もし、競技に参加することが決まったら、改めてゴルフ規則を確認しておくことをおすすめします。普段のラウンドやコンペと違い、ゴルフ規則に違反すると失格になる可能性もあるので注意しましょう。

 たとえば、ストロークプレー方式の競技で「OKパット」はありません。当たり前のように思うかもしれませんが、コンペなどでOKをもらってボールを拾い上げる癖がついてしまい、競技でもうっかり同じことをしてしまうゴルファーも少なからずいると言います。

 ティショットを曲げた際に利用するプレーイング4、前進4打も競技では使用されないことがほとんどです。開催コースによっては、プレーイング4のティーマークが残ったままになっていることもありますが、普段のラウンドのように使ってはいけません。ショットを曲げた際はしっかり暫定球を打つ癖をつけましょう。

 大会やコースによっては、ローカルルールが適用されることもあります。たとえば大雨の翌日に競技が開催された場合などは、「プリファード・ライ」というローカルルールが適用され、無罰でボールを拾い上げて汚れを取り、ライの良い場所に置き直すことが可能になります。

 つまり、コンペの「6インチプレース」に近いことが競技ゴルフでもできるわけです。また、大会によってはローカルルールで「距離計測機」の使用がOKとなる場合もあります。こういったローカルルールは、クラブハウス内の掲示板などに貼り出されていることが多いので、スタート前にしっかり確認しておきましょう。

 その他、意外と見落としがちなのがクラブやボールです。ルール適合のもので揃えるのはもちろん、本数が14本までということを忘れてはいけません。1本でも多く入っていると罰打を課されたり、失格になることもあります。

 初めての競技ゴルフで不安という人は、プレーヤー向けのセミナーがあったり、ラウンドしながらレクチャーを受けられる大会もあるので、ぜひ調べてみてください。

競技ゴルフに参加することでゴルファーとして成長できる

 競技ゴルフでは、普段のラウンドやコンペとは違ったさまざまな経験をすることができます。たとえば、自分のスコアをつけるだけでなく、「マーカー」として同伴競技者のスコアを記録するのは、競技ゴルフならではの経験です。

 同じ組の中には、自分のスコアを記録してくれるマーカーもいて、ラウンド終了後は、そのマーカーからスコアカードを受け取り、アテスト(証明)を行います。もしスコアに誤りがあり、それを直さないままカードを提出してしまうと、競技失格になってしまうので、しっかり確認することが大切です。

 そして、競技ゴルフのラウンドを重ねること自体が上達するためにとても大きな経験となります。

 競技の緊張感の中で打つショットは、ゴルファーにさまざまな気付きを与えてくれます。また、競技に慣れたうまいプレーヤーとラウンドすることで、スイングやコースマネジメントの違いを間近で感じることもできるでしょう。

 こういった経験は練習に対するモチベーションにもつながりますので、大幅な上達を果たす人もいるかもしれません。

 5万人以上のアマチュアゴルファーを指導してきた村井良行プロは、競技ゴルフのメリットについて、以下のように話します。

「レベルの高い競技になるほど、正確なルーリングが求められます。コンペなどでは多少ルールが曖昧でもそこまで問題にはなりませんが、競技ではそうはいきません。そういった厳格にゴルフ規則を順守したプレーを行うことで、“ボールはあるがままの状態でプレーする”というゴルフの基本を余すことなく味わうことができるのは大きなメリットだと言えます」

 ルールだけでなく、マナーという面でも、競技ゴルフに参加することで学ぶことがあるでしょう。

 また、競技に参加することで新たなゴルフ仲間とつながる可能性もあるでしょう。競技には、さまざまな人が参加しています。スコアを競うことに真剣でコミュニケーションを取りづらい人もいれば、フレンドリーに接してくれる人もいます。競技のラウンドを通して、新たなゴルフ仲間と出会えるかもしれません。

 このように競技ゴルフには、普段のラウンドやコンペとは違ったさまざまな魅力があります。まずは自分のレベルに合った大会を探して、競技ゴルフの雰囲気を体感してみることをおすすめします。

【写真】和気あいあいとチーム戦を楽しむ女子プロたちを見る

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