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- 「18ホールのプレーオフをやった気分」 高橋彩華が大会タイ記録で今季2勝目 混戦を制した“勝負強さ”の正体
国内女子ツアー「KKT杯バンテリンレディス」最終日を5バーディー、1ボギーの「68」でプレーした高橋彩華(たかはし・さやか)が通算14アンダーで優勝。2週前の「ヤマハレディースオープン葛城」に続く今季2勝目を飾った。
百戦錬磨の元女王・鈴木愛との壮絶なマッチレース
◆国内女子プロゴルフ
KKT杯バンテリンレディス 4月17~19日 熊本空港カントリークラブ(熊本県) 6595ヤード・パー72
「すごく長い、18ホールのプレーオフをやった気分です。ヤマハ(レディース)の5倍くらい疲れました」
歓喜の瞬間を振り返り、開口一番にそう明かした高橋彩華。最終日を通算10アンダーの首位タイからスタートした彼女は、5バーディー、1ボギーの「68」という、ほぼ完璧なゴルフを展開。通算14アンダーまでスコアを伸ばし、2021年に山下美夢有が記録した大会記録に並ぶ快挙で今季2勝目、ツアー通算4勝目を手にした。

この日の戦いは、まさに息詰まるデッドヒートだった。
過去2度の賞金女王でツアー通算22勝・鈴木愛と同組で、抜きつ抜かれつつのマッチレース。序盤の6番では、高橋が第2打を林の中腹に打ち込むピンチを迎える。対する鈴木は1メートルにピタリとつけ、プレッシャーをかけてきた。 しかし、高橋も3メートルのパーパットをねじ込んでしのぐ。
「(鈴木選手は)やっぱり勝負をわかってるなって感じがずっとありました。でも(パーパットを)入れたら流れは切れないのかなと思っていました」
その後も、鈴木が8番で10メートルの距離をパーセーブして見せれば、「マジか。さすがにボギーだろうなと思ったら入れちゃうんだ」と驚きつつも、「入れ返そう」と自らを鼓舞。ハーフターンした頃には、「逆に入れたら入れ返して、みたいな感じになって面白くなってきた。みんな、どこまで入るんだって感じになっちゃって」。
かつては「緊張するタイプだった」と話す高橋が、極限の優勝争いを「半分ぐらいは楽しい」と感じるまでになっていた。
勝負を決定づけたのは13番パー3。6メートルのバーディーパットを沈め、3打差に広げた。終盤の17番でボギーを叩いたものの、最終ホールでは確実なマネジメントを見せ、2週間前とはまた違う「戦い切って、全部を自分の実力で勝てた」という自信を深める勝利となった。
次なる標的は「全米女子」と「世界への刺激」
大会2日目が終わったあとには、その視線はすでに世界を見据えていた。
「近々の目標は『全米女子』に出場することです。賞金がすごいじゃないですか~!(笑)うまくいけば『エビアン選手権』の出場権も見えてきますから。日本では見られない刺激がいっぱいあるので、より自分を成長させるためには行きたいですね」
今回の優勝により、高橋の世界ランキングは現在の75位から60位台へと浮上する見込みだ。実は、明日には千葉県・房総カントリークラブで「全米女子オープン」の日本予選が控えている。しかし、5月25日付で“世界ランク75位以内”に入れば本戦の出場権が与えられるため、1日36ホールの過酷な予選を回避できる可能性が出てきた。
「(予選に出るかは)すごく迷っています。帰りの空港で父と相談します(笑)」
優勝のご褒美には、熊本名物の「一番高い馬刺し」を帰りの空港で食べたいと、はにかんだ高橋。趣味のクレーンゲームでさまざまなグッズを取ってリフレッシュする素顔を持ちながらも、コース上では元女王の鈴木を突き放す強さを見せつけた。
プレッシャーの中で「楽しめた」と言い切ったその変化こそが、いまの高橋の強さを物語っている。いよいよツアーの主役へと踏み出せるか。(熊本県菊陽町/キム・ミョンウ)
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