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- “広場恐怖症”で遠方は欠場の菅沼菜々「2年連続欠場」の罰金100万円払っている? お隣・韓国は驚きの金額
今季初優勝した菅沼菜々(すがぬま・なな)。「広場恐怖症」という病を抱えるため、飛行機や新幹線などの公共交通機関が利用できず、沖縄や北海道の試合は欠場を続けているが、「出場義務違反」による100万円の罰金は科されているのだろうか?
菅沼菜々は診断書を提出しているため罰金免除
今季の国内女子ゴルフ「NEC軽井沢72ゴルフ」で、悲願のツアー初優勝を手にした菅沼菜々。かねてから「広場恐怖症」の病を抱えていることは公表していたものの、優勝後に初めてこの病気のことを知ったという人も多かったはずだ。

飛行機や新幹線などの公共交通機関が利用できないため、プロ入り後は沖縄や北海道でのトーナメントには一度も出場しておらず、車で移動できる試合にだけ出場してきた。
そこでふと気になったのが、菅沼の「出場義務」がどのようになっているのか。
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)トーナメント規定の「第24条1.」には、「単年シード選手は、前年度に欠場したJLPGAツアーの競技(ただし日本女子オープンゴルフ選手権、JLPGAツアーチャンピオンシップ及び特別公認競技を除く)に出場しなければならない」とある。つまり、同一大会に2年連続で欠場してはならず、この出場義務に違反すれば100万円の罰金が科される。
菅沼はコロナ禍で統一シーズンとなった2020-21年に賞金ランキング47位で初シードを獲得。22年シーズンはシード選手としてフル参戦したが、沖縄での開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」のほか、北海道での「北海道meijiカップ」や「ニトリレディス」も欠場。今年も同一トーナメントを2年連続欠場しているため、前出の文言通りなら100万円の罰金が科されるわけだが、もしこれを毎回払わなければならないとすれば、相当な金額だ。
確認のためJLPGAに問い合わせたところ、「菅沼選手からは診断書を提出してもらい、トーナメント事業部で審議し、承認しているので、ツアー規定に則って対応しています」と説明。つまり、菅沼は病気による欠場が認められており、罰金は科されていない。
これはJLPGAトーナメント規定第5章「出場義務」第24条4の「病気又は身体上の故障の発生を示す医師の診断書をトーナメント事業部に提出し、その承認を得た場合」の免除にあたる。さらに「一般的には病気(急病)の場合も診断書を提出すれば審議の上、欠場が認められる」(JLPGA)という。その他の規定内容には「一身上の突発的重大問題が発生し、トーナメント事業部が承認した場合」という項目もあり、欠場の理由として考えられるのは、例えば親族が亡くなったときなどだろう。
横峯さくらや渋野日向子も100万円罰金
過去に罰金で100万円を払ったケースで思い出すのは、13年の横峯さくらだ。男子、女子、シニアツアー対抗戦の「Hitachi 3Tours Championship」出場資格を持っていたが、姉の結婚式に参加するため出場を辞退。だが、JLPGAは「特別な理由でないので欠場は認められない」とし、横峯は泣く泣く100万円を支払っている。
また、規定第5章「出場義務」第25条に「ツアー競技優勝者の翌年度出場義務」があり、これに違反しても100万円の罰金となる。過去、渋野日向子がこれに引っかかった。
19年の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で優勝した渋野は、20年はコロナ禍で大会未開催のため、21年もディフェンディングチャンピオンのまま。しかし、21年は米ツアー参戦したため同大会は欠場となり、出場義務違反で罰金が科された。また、西郷真央も昨年の「ダイキンオーキッドレディス」で優勝したが、今年は米ツアー「HSBC世界選手権」参戦で、同大会を欠場して罰金を支払っている。
こうした規定は選手がどんどん海外に出ていく現状に対して「時代錯誤」と言われたりしたこともあった。とはいえ、こうした規定が存在する背景には、賞金が低い大会を欠場したり、アップダウンが激しいコースや苦手なゴルフ場を避けるようなケースが増えたこともあったから。
ちなみに、お隣の韓国女子(KLPGA)ツアーでは大会優勝者が翌年の同一大会を欠場した場合、“優勝賞金全額”を払わなければならない規定が存在する。それくらい縛りがないと欠場は避けられないということだろう。
いずれにしても、各トーナメントを主催するスポンサーは人気選手の出場を確保したいと思うのは当然で、JLPGAがそうした意向をくみ取り、規定をつくって選手を囲うのは、ある程度致し方ないことかもしれない。
菅沼 菜々(すがぬま・なな)
2000年2月10日生まれ、東京都出身。18年プロテスト合格。20-21年シーズンは賞金ランキング47位で初のシードを獲得。22年シーズンは、メルセデス・ランキング8位と躍進。23年「NEC軽井沢72ゴルフ」では、神谷そらとのプレーオフを制して悲願の初優勝を挙げる。あいおいニッセイ同和損保所属。
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