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森田遥が単独首位! 新型コロナやRSウイルスで苦しんだ今シーズンの最終戦でメジャー制覇を目指す
国内女子ツアー最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」初日。今季6年振りにツアー優勝を飾った森田遥が7バーディー2ボギーの5アンダーで単独首位に立った。
7月はすべての試合を欠場した森田遥
◆国内女子プロゴルフ<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 11月23~26日 宮崎カントリークラブ(宮崎県) 6497ヤード・パー72>
森田遥が、元気いっぱいに臨んだ最終戦で好発進している。
国内女子ツアー最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」初日は、今季の優勝者と米ツアー優勝者、ロレックスランキングトップ50のJLPGA会員、メルセデスランキング上位者の総勢40人だけが出場を許されたエリートトーナメント。
10月のスタンレーレディスホンダで6年ぶりのツアー2勝目を挙げて乗り込んできた森田は、7バーディー、2ボギーの5アンダーと最高のスタートを切った。
「5年くらいはランキングと向き合ってましたからね。勝って(今大会)出場権を得たのは6年ぶり。あと3日間あるので全然わかりませんけど、悔いのないゴルフをしたいです」
感慨深くこういい切るのは、苦しい時間が長かったからだ。
プロ転向は2015年。米下部のシメトラツアーに参戦し、優勝も経験している。日本ツアーには16年から参戦し、17年「北海道meijiカップ」で初優勝、順風満帆に見えた。
だが、19年には賞金ランキング52位でシード落ち。翌2020年第1回リランキングまでの出場資格を得たが、新型コロナウイルス感染拡大で開幕が約3カ月遅れ、じりじりとした時間を過ごした。
精神的にも苦しい思いをしたが「ゴルフは人生の一部」と考えるようになって楽になったということを、当時話していた。
翌21年と合わせた異例のロングシーズンでシード復活を果たしたが、あと一歩のところで優勝に手が届かずに迎えたのが今季だった。
2勝目を渇望しながら戦い続ける中で、さらに試練が襲いかかる。6月末に新型コロナウイルスに感染して2試合を欠場。ようやく復帰したと思った試合で再び体調不良を覚え、診察を受けるとRSウイルスに感染していた。結果的に7月の4試合はすべて欠場。出場試合数が少ない中での戦いを強いられることになった。
そんな中で手にしたツアー2勝目だけに、歓喜の涙を流したのは無理もない。限られた選手しか出場できない最終戦の舞台に立って、その喜びを改めて感じている。
「夏場は全然体調がよくなくて、何度も会場までに行ったんだけどダメで。体調管理をしてたつもりだったのに、試合数が少なくなってしまった」と振り返る苦しい日々。だが、出場した28試合で、踏ん張り続けてここまで来た。
この日は、1バーディー、2ボギーで8番パー3までプレーした後、快進撃が始まった。9番パー5から3連続バーディーを奪い、14番、17番の2つのパー4でもバーディー。最終18番パー4もバーディーで締めて5アンダー、試合を引っ張っている。
勝負のカギを握るグリーンについて「例年より重く感じる。芝が元気なのか、目の影響がある。傾斜もあるし、シンプルにスマートに行きたい」と口にして、ビッグタイトルを狙う。
森田 遥(もりた・はるか)
1996年7月19日生まれ、香川県出身。2016年からツアーに参戦し、賞金ランキング25位で初年度からシード権獲得。翌17年には北海道meijiカップで初優勝を遂げる。新英ホールディングス所属。
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