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「2位じゃダメなんです」 ツアー3勝の片岡大育がダボ発進から巻き返し5位タイ 狙うは通年出場権のみ【男子ファイナルQT】
来季のツアー出場優先順位を決めるファイナルQT3日目、砂川公佑(すながわ・こうすけ)がスコアを1つ落としながらも通算16アンダーで単独首位をキープ。2打差の2位タイには木下康平(きのした・こうへい)、小袋秀人(こぶくろ・ひでと)、篠優希(しの・ゆうき)の3人。さらに1打遅れた5位タイに片岡大育(かたおか・だいすけ)、武藤俊憲(むとう・としのり)らがつけている。
顔面麻痺やショットの不調に苦しんだ4年間
◆国内男子プロゴルフ<ファイナルQT 12月5~8日 下関ゴールデンゴルフクラブ(山口県) 7015ヤード・パー72>
来シーズンのツアー出場優先順位を決めるファイナルQT3日目、前日まで快調にスコアを伸ばしていた砂川公佑が73と今大会初めてオーバーパーでホールアウト。スコアを1つ落とし通算16アンダーとしたが、2位以下には2打差をつけての単独首位をキープした。
その砂川を猛追しているのが、35歳のベテラン、片岡大育だ。この日はスタートの1番パー4でいきなりダブルボギーを叩きながらも、8番以降の11ホールでバーディーを6つ奪い、68でホールアウト。通算13アンダーとし、前日までの首位と6打差から一気に3打差にまで詰めてきた。
「今日は前半でバーディーをなかなか奪えず苦しみましたが、8番のバーディーで何とか落ち着くことができました」と片岡。アンジュレーションの大きなグリーンだけに、ラインを読むのもひと苦労だが、一度波に乗ったらそれを手放さないところがベテランらしい。ツアー3勝の実績を持つ片岡だが、2019年に6年間守ってきたシードを手放して以来、苦労が続いている。20年には原因不明の顔面麻痺を患い、21年の途中からツアーに復帰するも、好調時の感覚を戻せずにいた。そこからドライバーショットのイップスにも悩んだこともあり、昨年のカシオワールドオープンでの24位タイが20年以降では最高順位となっている。
「最近になってようやく自分に合うクラブも見つかり、ショットが良くなってきました。来年はレギュラーツアーに出たいので、上位で終われるように頑張りたいですね」と、ラスト18ホールに向けて気合を入れる。
今大会では出場優先順位を決めるが、第1回リランキングまでの出場権を与えられるのは、QTランキング2位から20位までの19人にのみ。ただし、ABEMAツアーの賞金ランキング上位19人と交互に優先順位がつけられるため、10位以内には入っておきたいところだ。もっとも、1位となれば通年での出場権が与えられ、リランキングを気にすることなく戦えるのは大きい。片岡も最終日は1位を目指しての戦いになることは間違いない。
また、ツアー7勝の武藤俊憲も5位タイ、ツアー1勝の重永亜斗夢は11位につけているが、ツアー8勝の手嶋多一は50位タイにまで順位を下げた。
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