「一日噛み合った」ツアー未勝利の31歳・小浦和也が「63」で単独首位発進　石川遼は107位と出遅れ【男子ゴルフ】

　国内男子ツアー「横浜ミナト チャンピオンシップ ～Fujiki Centennial～」が8日に開幕。賞金総額1億2000万円、優勝賞金2400万円をかけた熱戦が繰り広げられている。

　第1ラウンドが終了し、ツアー未勝利の31歳・小浦和也が9バーディー、1ボギーの「63」をマーク。8アンダーでレギュラーツアーでは自身初となる単独首位発進を決めた。

　インコースからスタートして、10番で1.5メートルにつけてバーディーを先行。12番でこの日唯一のボギーを叩いたが、続く12番で5メートルを決めてバウンスバック。その後、前半だけで4つ伸ばすと、後半も3つのバーディーを奪った。

「ショットがけっこうチャンスについたので、それが入るか入らないかという感じだった。パターも、去年からこのグリーンは良いイメージで、ラインもうまく読めていたし、タッチも合っていたし、一日噛み合った」と振り返った。

　今季10試合に出場して決勝進出は4回。最高位は5月「中日クラウンズ」の10位タイだ。「前半戦で思うようなプレーができなかったので、 2週間けっこう考えて取り組みました。後半戦は一日一日全力でプレーすることが大事。まだ初日なので、冷静に明日も今日と同じようにやりたい」と初優勝へ意気込んだ。

　首位と1打差の7アンダー2位に、阿久津未来也が続いている。

　さらに1打差の6アンダー3位タイに、今季初優勝を目指す蝉川泰果、岩崎亜久竜、比嘉一貴、小木曽喬、佐藤大平、中山絹也、野仲茂が並んでいる。

　5月「～全英への道～ミズノオープン」以来の国内参戦となる桂川有人は、3アンダー38位タイ。今年6月「全米シニアオープン」2位の藤田寛之は2アンダー53位タイにつけている。

　今季1勝の石川遼は、5バーディー、4ボギー1ダブルボギーの「72」でプレーし、1オーバー107位タイ。今大会のアンバサダーを務める丸山茂樹の長男・丸山奨王は、2オーバー120位タイと出遅れている。

＜初日の成績＞
1位／－8／小浦和也
2位／－7／阿久津未来也
3位／－6／蝉川泰果、岩崎亜久竜、比嘉一貴、小木曽喬、佐藤大平、中山絹也、野仲茂