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- 「楽しかった。その一言」 5度のプロテスト不合格を乗り越えた高木優奈がプロ一年目を振り返る
2023年に悲願のプロテスト合格を果たし、ルーキーイヤーを終えた高木優奈(たがぎ・ゆうな)。これまでの長い努力が実を結び、新たなステージに立った彼女が、昨シーズンをどのように振り返るのか、そして迎える2シーズン目への抱負を語った。
「試合ごとに学びがあり、本当に充実していました」
2023年に6度目のプロテストで合格を勝ち取った高木優奈。2024年は新たスタートを切った高木に、昨シーズンを振り返ってもらった。

――2024年シーズンを振り返ってみて、どんな1年でしたか?
「楽しかったです。その一言がまず出てきますね。初めてJLPGA正会員として迎えたシーズンでしたが、試合ごとに学びがあり、本当に充実していました」
――TPD(単年登録)時代と比べて、どんな違いを感じましたか?
「自分自身では大きな違いは感じませんでしたが、両親が試合を見に来やすくなったり、プロテストが終わった安心感が少しありました。でも、そのぶんプレッシャーも大きくて、シード権を目指して頑張らなきゃいけないという気持ちは常にありました」
――印象に残っている試合はありますか?
「『ブリヂストンレディスオープン』が特に印象深いです。3日目に初めて最終組で竹田麗央選手や河本結選手と回ったのですが、自分の弱さがはっきりと出た一日でした。とても勉強になりました」
「反省点は、ダメな部分ばかりに目を向けてしまい、自信を失ったこと」
―― 昨シーズン反省点と、2025年の目標を教えてください。
「反省点は、ダメな部分ばかりに目を向けてしまい、自信を失ったことです。自分を追い込みすぎて、徐々に成績が落ちていったのもその影響だと思います。また、26歳でルーキーを迎えたので、想像以上に体力的にも疲れがたまりました。来年は、メンタル面を強化し、自分の良い部分を伸ばすことを意識したいと思います。リランキングを突破してシード権を得ることが目標です。試合数が限られているぶん、一つひとつを大切にして、前半戦で良いスタートを切りたいですね」
――最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
「2024年は、自分の理想とは程遠いシーズンでしたが、プロテストに落ち続けたつらい経験を思えば、今こうして試合に出られることが本当に幸せだと感じています。これからも高木優奈らしいプラス思考を大切にして、応援してくださる皆さんと一緒に歩んでいきたいです。ぜひ会場でその姿を見ていただければと思います」
苦難を乗り越えてたどり着いたプロの舞台で挑戦を続ける高木。不本意だったという2024年を乗り越え、今後どのような活躍を見せてくれるのか注目したい。
高木 優奈(たかぎ・ゆうな)
1998年5月13日生まれ、神奈川県出身。2019年はTP単年登録者としてツアーに参戦、同年下部ツアー「ANA PRINCESS CUP」で初優勝。6度目の受験となる23年プロテストに合格、新人戦「JLPGA新人戦加賀電子カップ」で優勝を挙げる。
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