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- レジェンド“アニカ”とのラウンドでは「叔母(平瀬真由美)の話をしました」 デビュー戦の竹田麗央がトップ10フィニッシュ!
米女子ツアーのシーズン開幕戦「ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で竹田麗央が堂々のトップ10フィニッシュを果たした。
「すごく新鮮な1週間だった。80点くらい」(竹田)
◆米国女子プロゴルフ
ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ 1月30日~2月2日 レイクノナG&CC(フロリダ州) 6624ヤード・パー72
竹田麗央が、米ツアーメンバーとしてのデビュー戦で4日間、自分のプレーを貫き8位と存在感を示した。
開幕戦ヒルトン・グランド・バケーションズ・トーナメント・オブ・チャンピオンズは、現地時間2日、フロリダ州レイクノナG&CCで最終ラウンドを行った。初日4位と好発進、その後もいいプレーを続けていた竹田はこの日も6バーディー、2ボギー。通算11アンダー8位と、まずまずの初戦を終えた。

過去2年間の優勝者だけが出場できる今大会には、日本勢が3人出場していた。昨年、平均ストロークナンバー1「ベアトロフィー」を獲得した古江彩佳はイーブンパーの25位タイ。
全米女子オープン2勝の笹生優花は1バーディー、6ボギー、4ダブルボギーの『85』を叩く大乱調で12位から急降下。32人中30位タイという結果に終わっている。
出場選手32人がセレブリティーとプレーする大会形式。最終日最終組だけはプロだけで、その前組はプロ2人とセレブリティーという変則な組み合わせだったが、それ以外の組は引き続きプロ1人、セレブリティー2人でプレーした。
毎年、セレブリティー枠でレジェンド、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が出場しているが、竹田はその大先輩と同じ組という“引き”のよさも見せた。それでも、ルーキーらしからぬマイペースのプレーは変わらなかった。
最終日、3番パー4でボギーが先行したが、4番パー3で1.5メートルを沈めてバウンスバック。8番パー4ではグリーン手前から寄せきれずにボギーを叩くも、パー5の9番で手前エッジからパターで寄せてイージーバーディーを奪って取り返す。
ここからが圧巻だった。10番、11番も取って3連続バーディー。15番、16番も連続バーディーで通算11アンダーまでスコアを伸ばしてトップ10入りした。
初日から首位を突っ走ったキム・アリム(韓)が通算20アンダーで完全優勝を飾り、7つスコアを伸ばしたネリー・コルダ(米)が2打差2位。10アンダーの猛攻を見せたミンジー・リー(豪)、コ・ジンヨン(韓)が4位、ディフェンディング・チャンピオンでパリ五輪金メダリストのリディア・コ(ニュージーランド)が6位とビッグネームが並ぶ上位陣の一角に竹田はしっかりと食い込んだ。
「前半はなかなかスコアが伸ばせなかったけど、後半バーディーパットが決まって伸ばせたのでよかった。納得いくショットも多かった」と、白い歯を見せる。アニカとのコミュニケーションについて「叔母(米ツアー参戦経験のある平瀬真由美)の話をちょっとしました」と、打ち明けた。
ツアールーキーとしてのデビュー戦を振り返り「すごく新鮮な1週間だった。80点くらい。自分のゴルフを毎週しっかり出し続ければスコアもついて来ると思うので頑張りたいです」と、声を弾ませた。日本の年間女王としての力をしっかりと出し切った竹田の、2戦目以降も楽しみだ。
「読みづらいグリーンが難しかった」という古江は25位
一方、安定したプレーが身上の古江は、最後までグリーン上で苦しんだ。2バーディー、2ボギーとスコアを伸ばせず、通算イーブンパーの25位タイ。
それでも「今日が一番いいラウンドができたかな。なかなかスコアにつながらないのが悔しかった。微妙な傾斜が合って、読みづらいグリーンが難しかった。シーズンの始まりとしてはすごく楽しいトーナメント。この大会にこられてよかった」と、終始笑顔を見せる。良くも悪くも淡々としているところは相変わらずで、今季も安定したプレーが期待できそうだ。
優勝したキムは、最終18番で7メートルのバーディーをねじ込んで通算20アンダー。1打差に迫っていたネリー・コルダを突き放して完全優勝。こぶしを握って勝利の雄叫びを上げた。
次週のシーズン2戦目、ファウンダーズ・カップ(2月6~9日、フロリダ州ブレイデントンCC)には、他の日本勢も参戦を予定しており、より賑やかなシーズンが続いていく。
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