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馬場咲希が最終日に「66」の大爆発! 初のトップ10に「たくさん収穫がありました」 古江彩佳、畑岡奈紗らも健闘
最終日を首位と6打差の14位タイからスタートした馬場咲希(ばば・さき)が、7バーディー、1ボギーの「66」でプレーし、通算18アンダーまで伸ばし日本勢最上位&自己最高の6位タイでフィニッシュした。
馬場咲希「前半すごくいい感じに伸ばすことができた」
◆米国女子プロゴルフ
フォード選手権 3月27~30日 ワールウインドGC(アリゾナ州) 6661ヤード・パー72
バーディー合戦の4日間のフィナーレを、乾いたアリゾナの風が翻弄。大混戦が繰り広げられた。通算18アンダー単独首位でスタートしたリリア・ヴ(米)が出だし2バーディーの後、足踏みする中、実力者たちが猛追。3打差3位タイでスタートした古江彩佳、6打差14位タイから出た馬場咲希も逆転優勝を狙ってプレーした。

爆発力を見せたのは馬場だ。2番パー5、3番パー3を連続バーディーとした後、7番から3連続バーディー。通算17アンダーでフロントナインを終え、優勝争いも視野に入って来た。10番パー3のボギーで勢いは止まったが、12番バーディーで取り返す。14番では7メートルのパーパットを残したが、しっかり沈めてしのぎ、17番パー5では2.5メートルに2オンしてバーディー。通算18アンダー6位タイに食い込んだ。
「前半すごくいい感じに伸ばすことができた。10番ボギーが悔しいけど、そこから耐えるところはしっかり耐えて、17番はいい位置につけられてよかった」と、自信を深める。この日は、メジャー3勝を含む通算23勝で、パリ五輪金メダリストのリディア・コ(ニュージーランド)との2サム。「昨日、組み合わせが届いた時にはびっくりしました。ラウンドしてみてすごい楽しかった。いいプレーしたら声かけてくれたり、話しかけてくれたりしてすごく優しかった」と、笑顔で振り返った。
出場できる試合が限られるため、これが今季2戦目。「(大会)開幕前まではドキドキして緊張があったけど、予選通過して最後まであきらめずプレーできてたくさん収穫がありました」と満足感も見せる。
次週の「Tモービルマッチプレー選手権」には出場できないため、いったん帰国し、4月17日からの「JMイーグルLA選手権」(カリフォルニア州エルキャバレロCC)に備える。その翌週にはシーズン最初のメジャー「シェブロン選手権」(4月24~27日、テキサス州ザ・クラブatアールトンウッズ ジャックニクラウスシグネチャーC)も控えているだけに、そこを目指しての調整となる。
古江彩佳「最後まで流れがつかめず」
最終組の前の組から逆転を狙った古江は、1番で5メートルを絶妙なタッチで沈めると、2番パー5では上から2メートルを決めて連続バーディー。最高の滑り出しを見せた。しかし、3番から忍耐を強いられる。9番までスコアカード通りのプレーが続き、10番でボギー。13番はダブルボギーで通算14アンダーに後退した。それでも、マイペースのプレーを続けるのはいつも通り。16番バーディーでスタート時のスコアに戻し、通算15アンダー17位タイに踏みとどまった。
「出だしはよかったけど最後まで流れがつかめずに(順位を)落としてしまったのが悔しい」と素直な気持ちを吐露した。次週は2022、23年と2位になっている得意のマッチプレー。「思い切ってプレーできたら」と、ツアー通算3勝目に向けて意欲を見せた。
畑岡奈紗「いい流れで1日ラウンドできた」
畑岡奈紗は、2イーグルの猛攻で、24位タイから古江と同じ17位タイまで順位を上げた。通算10アンダーでスタートし、1番で1.5メートルを沈めると2番、4番もバーディー。6番、8番はボギーにしてしまったが、12番パー5のイーグルで取り返す。14番では3パットのダブルボギーを叩いたが、攻めの姿勢は変わらない。15番パー3で50センチにピタリとつけるバーディーを奪い、17番パー5では1メートルに2オンして2つ目のイーグル。通算15アンダーまでスコアを伸ばして4日間を終えた。
「スタートからバーディーが取れて、すごくいい流れで1日ラウンドできたかなと思います。今日はうまくパットが決められました。試合が始まる前から(スコアの)伸ばし合いになるのはわかってたので、15アンダーにできたのはよかった。でも目標は1日5アンダーだったので5打足りなかった」と、手応えと悔しさの両方を滲ませた。2022年「DIOインプラントオープン」で6勝目を挙げてから勝ち星から遠ざかっている畑岡。勢いのあるプレーからは、久々の優勝への予感が漂っていた。
その他の日本勢
岩井千怜は4つスコアを伸ばして通算14アンダー22位タイ、吉田優利は2つスコアを伸ばして通算12アンダー33位タイ、岩井明愛は1つスコを伸ばして通算10アンダー44位タイ。初日に7アンダー3位タイと好発進しながら、その後が続かなかった勝みなみは、この日も2バーディー、1ボギー1ダブルボギー。通算6アンダー56位タイで大会を終えている。
2週前の「ブルーベイLPGA」で優勝した竹田麗央は予選落ち。西村優菜、笹生優花、山下美夢有、渋野日向子、西郷真央も予選ラウンドで姿を消している。
優勝争いは、8つスコアを伸ばしたキム・ヒョージュ(韓)と、粘り強くプレーしたヴが通算22アンダーで並んでプレーオフに突入。1ホール目の18番でバーディーを決めたキムに軍配が上がった。キムは2年ぶりのツアー7勝目。
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