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- 連覇マキロイが最終日に攻略 オーガスタ“魔の12番”に学ぶパー3の鉄則
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は「マスターズ」で史上4人目となる連覇を達成したローリー・マキロイ選手が、最終日の12番パー3で決めたバーディーに注目しました。
優勝を引き寄せた12番のバーディー
今年の「マスターズ」は、ローリー・マキロイ選手の史上4人目となる連覇で幕を閉じました。
優勝の大きな足掛かりとなったのが、アーメンコーナー12番でのバーディーです。
最終日の実測距離は161ヤード。この距離のパー3は一般的なコースにも多く見られますが、オーガスタナショナルGCの12番は、2020年にタイガー・ウッズが「10」、16年にはジョーダン・スピースが「7」を叩くなど、名だたる選手を苦しめてきた“魔のホール”として知られています。

難度が高い要因の一つが風。ティーイングエリアは広々としたエリアに設置されている一方で、グリーン周辺は木々に囲まれているため、ティーとグリーン、さらには上空で風向きが異なることも少なくありません。最終日のマキロイ選手は、かつてトム・ワトソンから授かった「風を感じてから打て」という助言を忠実に実践し、チャンスをものにしました。
オーガスタの12番は「レダン・スタイル」を採用している点も、戦略性の高さにつながっています。レダン・スタイルとは、細長いグリーンがティーイングエリアに対して斜めに配置されたホール設計のこと。元祖とされるのが、ノースベリックGC・西コースの15番です。本家は右手前から左奥へとグリーンが伸び、左手前と右サイドにバンカーが配置されています。
一方、オーガスタの12番は左手前から右奥へと斜めに設計され、手前にクリークとバンカー、奥にもバンカーが配置。本家とは逆のレイアウトであることから、「逆レダン」と呼ばれることもあります。
レダン・スタイルは、グリーンが斜めに配置されているため横幅が狭く見え、距離感を合わせづらいのが特徴です。さらに、オーガスタの12番のように周囲にハザードが配置されているケースが多く、難度を一層高めているのです。
パー3でアマチュアが取るべき戦略
「世界一コピーされているパー3」ともいわれるレダン・スタイルは、多くのコースに取り入れられています。
プレーする際はまず、「絶対に外してはいけないエリア」を見極めることが重要です。オーガスタの12番のように手前にクリークや池がある場合は、やや大きめの番手を選ぶのが基本。また、ピン位置にかかわらずグリーンセンターを狙う意識も大切です。
ちなみに、「マスターズ」最終日のピン位置は右サイドでしたが、マキロイ選手はグリーン手前バンカーの中央を狙ってティーショットを放っています。
パー3は「うまくいけばバーディーが狙える」と考えがちですが、欲を出すと大叩きにつながるリスクもあります。
レダン・スタイル攻略のカギは、距離が短くても徹底してセーフティーに攻めること。「1オン2パットでパーなら十分」と割り切ることが、スコアをまとめる近道といえるでしょう。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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