- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- QTランク102位の菅沼菜々が1年7カ月ぶりのツアー3勝目! どん底からの復活を信じて続けてきた地道な努力とは?
国内女子ツアー第7戦パナソニックオープンレディース最終日、通算7アンダーの首位タイでスタートした菅沼菜々(すがぬま・なな)が69で回り、通算10アンダーで2年ぶりのツアー3勝目を飾った。1打差の通算9アンダー、2位には大里桃子(おおさと・ももこ)が入った。通算7アンダーの3位タイに小祝さくら(こいわい・さくら)、神谷そら(かみや・そら)、仲村果乃(なかむら・かの)の3人。
迷いなく振り抜いた18番のアプローチ
◆国内女子プロゴルフ第7戦
パナソニックオープンレディース 5月2~4日 浜野ゴルフクラブ(千葉県) 6751ヤード・パー72
国内女子ツアー第7戦パナソニックオープンレディース最終日、通算7アンダーの首位タイでスタートした菅沼菜々が69で回り、通算10アンダーで2年ぶりのツアー3勝目を飾った。
菅沼が1打リードで迎えた最終18番パー3、5番ユーティリティーで放たれたショットはフォローの風に乗ってグリーン左奥のラフへ。ギャラリースタンドの近くまで飛んだため、ボールをドロップしたが、ラフにスッポリと埋まってしまう。ピンまでは23ヤード。グリーンは下り傾斜だけにかなり高い難易度だ。

「とにかくスイングが緩んでのミスは悔いが残るので、勝っても負けても後悔しないようにしっかりと振り抜くことだけを考えました」
今大会の初日から、アドレスに入ったらすぐにテークバックに入るリズムを貫いてきたが、ここでもその姿勢を崩さなかった。転がりを計算してサンドウェッジのクラブフェースを開くと、迷いなくクラブを振り抜く。ボールはグリーンエッジを超えたところにソフトランディングすると、そこからピンに向かってスルスルと足を延ばし、ピンの手前40センチに止まる。
「そこでようやく優勝を確信しました」
同時に、いろんな思いが頭の中を駆け巡る。「昨年はここまでショットが真っすぐ飛ばなかったなとか、成長を感じましたし、辛かったことを思い出すと、泣きそうになりました」
年間2勝を挙げ、メルセデスランキング11位になった翌年に79位にまで落ちてシードを失った菅沼。まさに天国モードから地獄モードになったわけだが、その苦しさは本人じゃなければ分からないだろう。無事にパーパットを決め、通算10アンダーで優勝を飾ってみせた。
「こんなに早く勝てるとは思いませんでした。自分を信じて戦ったのがよかったんだと思います」
とてもひと言では表現できないほど、うれしい優勝だった。実際、楽な試合展開ではなかった。首位タイでスタートしながら、1番ホールでいきなりボギーを叩く。幸い、どの選手もスコアを伸ばし切れず、首位をキープしていたが、8番パー3で同組の蛭田みな美がホールインワンを決めて逆転。ついに首位の座を渡す。
流れが蛭田に行きかけたが、キャディーを務めた東勝年氏から「周りを気にせず、1打1打に集中しよう」といわれ、自分を取り戻す。続く9番パー5の3打目は打つ前に、東氏に「気合を入れます」と宣言。入りはしなかったものの、50センチにつけてバーディーを奪い首位に。再び流れを引き寄せた。
インに入ってから17番パー5でボギーを叩いたものの、スコアを2つ伸ばした菅沼。最終ホールを1打リードで迎えられたぶん、アプローチのプレッシャーが小さくなったのは大きい。
スタート前に軌道を常にチェック
昨年はシード落ちしただけでなく、ファイナルQTでも102位と失敗した菅沼。どん底まで落ちたと思い、約1カ月半クラブを握らなかったという。「おかげでゴルフを楽しいと思えるようになったのでよかったです」
再びクラブを握り始めてからは、森守洋コーチの下で、スイングづくりに着手。インサイドにクラブを引きすぎるクセを矯正した。
また、パッティングではインパクトでパンチが入ってしまい、スムーズに転がらなかったが、調子がよかったときの動画を見返し、アッパーブローでボールを打つことに集中。フォローを長くとるようにしたことで、転がりがよくなった。スタート前の練習グリーンでは、器具を使って、自分がアッパーブローになっているかどうかをチェックするのも、今はルーティーンになっている。
さらにはメンタルコーチにも月2回習うほか、リモートでもレッスンを受けている。そのような地道な努力を続けてきたからこその復活劇といえるだろう。今回の優勝で次戦となるワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップから最終戦のJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップまでの出場権を得た菅沼。精神的にも技術的にも大きく成長しているだけに、今後も優勝回数を重ねていきそうだ。
菅沼 菜々(すがぬま・なな)
2000年2月10日生まれ、東京都立川市出身。18年のプロテストに一発合格。20-21年シーズンは賞金ランキング47位で初のシードを獲得。22年シーズンは、ポイントランキング8位と躍進した。23年8月「NEC軽井沢72ゴルフ」で初優勝。同10月「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で2勝目をあげた。25年「パナソニックオープンレディース」でツアー3勝目を挙げる。「広場恐怖症」を抱えているため、新幹線や飛行機などの公共交通機関を利用できず、車でツアーを転戦している。
最新の記事
pick up
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
-
中田翔 VS. 河本力 の飛距離対決! キャロウェイの新作「QUANTUM」ドライバーで驚きの300ヤード超え連発<PR>
ranking











