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徹底したセーフティーマネジメントでメジャー4勝! “最強の男”シェフラーから学ぶ「長いパー3をパー以上で上がるコツ」
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は今季最後のメジャー「全英オープン」を制したスコッティ・シェフラー選手が、大会3日目の16番で放った“ティーショット”に注目しました。
大会屈指の難易度を誇る16番パー3
今年最後のメジャー大会「全英オープン」はスコッティ・シェフラー選手の優勝で閉幕しました。5月の「全米プロ」に続いて今季メジャー2勝目。「マスターズ」はすでに2勝していますから、キャリアグランドスラムまであとは「全米オープン」を残すのみとなりました。

強さの要因はいくつもありますが、今回注目したいのは徹底した“セーフティーマネジメント”。ミスを最小にしてパーを重ねつつ、チャンスをしっかりものにしていくプレースタイルでこれまで勝利を積み重ねてきました。
象徴的だったのは、今大会の16番(パー3・236ヤード)。開催コースのロイヤルポートラッシュGCの中でも屈指の難易度を誇るこのホールは「カラミティ・コーナー(災難の角)」という異名が付けられているほど厄介です。
難しさの要因の一つが風。高台に位置していて強い横風が吹きやすく、“あさっての方向”を向いてティーショットを打たなければいけないことがあります。また、若干の打ち上げでティーイングエリアからグリーン面が見えず、奥のマウンドの影響もあって距離感がつかみにくい点もポイントです。
そしてこのホールの最大の罠が、グリーン右サイドの崖。ボールが崖下まで落ちれば、パーセーブはほぼ不可能となります。シェフラー選手はこの難関ホールで初日から3日目までバーディーを奪取。最終日はパーでしたが、ピン横5メートルに1オンさせていました。
参考にすべきは“ティーイングエリアの使い方”
大会の公式Xで公開されている3日目16番のティーショットを見てみましょう。
ティーイングエリアの右端に立ち、ローフェードでピン手前にナイスオン。「右が絶対にNG」な状況でのセオリー通り、ティーイングエリアの右サイドに立って対角線上の左を狙っています。また、彼の持ち球はフェードですから、左方向に打ち出して低い球で右に曲げることは難しくなかったはずです。
シェフラー選手のローフェードをマネするのは難しいですが、ティーイングエリアの使い方は参考にできます。「右方向にNGがあるなら右に立って左を向く」「左がNGなら左に立って右を向く」と、これだけでも危機を回避できる確率はかなり高くなるでしょう。
さらにもう一つ付け加えるなら、180~190ヤード程度の長いパー3では“距離ピッタリ”のクラブは持たないことが大切。強振してミスしやすくなるからです。
距離に合わせたクラブを選択してNGエリアに打ち込んでしまうなら、最初から1番手小さいクラブを持ってティーショットを打ってみてはどうでしょうか。“絶対に乗らない”クラブであれば、リキむことなく気楽な気持ちで打てるはず。10回打って1回成功するかどうかの“博打”をするのではなく、手前から2打目を打ったほうがパーで上がれる可能性ははるかに高くなります。
大叩きしがちな長いパー3は“届かないクラブ”でティーショットを打つ。このマネジメントを徹底すると、スコアは崩れにくくなりますよ。
スコッティ・シェフラー
1996年生まれ、米・ニュージャージー州出身。2018年にプロ転向し、19年に米下部ツアーで最優秀選手に輝く。レギュラーツアーに昇格した翌シーズンは、ポイントランキング5位でルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。世界ランキング1位に上り詰めた22年は「マスターズ」でメジャー初制覇。24年の「マスターズ」で2勝目を飾り、同年の「パリ五輪」で金メダルを獲得。9月の「ツアー選手権」でも優勝を飾って年間王者に輝いた。25年は「全米プロ」「全英オープン」の2つのメジャー大会で勝利を挙げている。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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