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- 松山英樹が発起人「ベイカレントクラシック」のアマチュア予選会 日大4年の小林大河が優勝して出場権を獲得!
9月22日、神奈川県横浜市の横浜カントリークラブにて『Hideki Matsuyama Amateur Challenge Presented by LEXUS』が開催され、日大4年の小林大河が4アンダーの67をマーク。見事優勝し、10月9日~12日に同コースで開催される『Baycurrent Classic Presented by LEXUS』の出場権を得た。当日は今予選会の発起人である松山英樹が表彰式のみに現われ、小林にお祝いのことばを述べた。
松山が優勝したとき、キャリングボードを運んでいた
国内ツアーならまだしも、PGAツアーに日本のアマチュアが出場できる機会など、そう滅多にあるものではない。

そんな夢のようなチャンスを松山英樹が叶えてくれた。日本で唯一開催されるPGAツアー『Baycurrent Classic Presented by LEXUS』(10月9~12日、神奈川県・横浜カントリークラブ)の出場権を1枠ゲットしたのだ。その予選会となる『Hideki Matsuyama Amateur Challenge Presented by LEXUS』が9月22日、本戦と同じ横浜カントリークラブで開催された。
「ボクは10年以上PGAツアーで戦ってきて、年下の選手がなかなかPGAツアーに来れない状況が続いていたので、早くこういう大会を開催したいと思っていました」と、予選会の開催理由を語った松山。
同大会の出場資格はハンディキャップが0.0以下のアマチュア日本人男子で、世界アマチュアランキング上位8人と日本アマチュアランキング上位8人となっている。まさに将来性のある実力派15人が集結。18ホールストロークプレーを行い、4アンダーの67をマークした日大4年の小林大河が優勝した。高校時代から全国大会で優勝するなど、その力は折り紙付きだが、表彰式のスピーチでは、松山との意外な縁を明かした。
「松山さんがZOZO選手権で優勝されたとき(21年)、ボランティアとして(キャリング)ボードを持って歩いていたんです」。たまたま最終日に松山を担当することになったらしいが、当然のようにあのスーパーショットを目の当たりにしていた。最終18番パー5、ピンまで残り241ヤードを5番ウッドでピン上3メートルにつけたあのショットだ。
「本当に鳥肌が立って、今でも忘れられません」と、かなりの衝撃を受けた。ラウンド後に松山からボールをプレゼントされたが、今でも実家に大切に保管しているという。
「その松山さんと同じ(PGAツアーの)舞台に立つことができることを本当にうれしく思いますし、しっかり準備をして良い結果が残せるように頑張りたいと思います」と、4年経って大きく成長した自分をアピールするつもりだ。
松山は優勝を目指して頑張ると語る
ゴルフ場ではいつも厳しい表情しか見せない松山も、小林のエピソードを聞いて思わず顔をほころばせていた。実際、力のあるアマチュアに対してPGAツアーに出場するチャンスを与え、より一層の飛躍を期待したい思いがようやく形となっただけに喜びも大きい。聞けば、この予選会を実現するうえでPGAツアーの担当者に相談した結果、快諾してもらえたという。そのような流れもあって、本戦に向けた自身の抱負も力強かった。
「本戦にはボクも出場しますし、当然優勝を目指して頑張ります。小林選手も上位で戦えるように一生懸命に頑張っていきましょう」。表彰式後は、予選会に出場した15人全員との記念写真に納まったが、その際、日大ゴルフ部が写真撮影のときによく行なっているシャツの襟を持つポーズを一緒に行うほど上機嫌だった。
また、小林は以前からPGAツアーには興味があり、テレビ中継もよく観ていたという。小さい頃から米国でプレーするのが夢であり、今回がその第一歩となる。本戦では松山と同組で回りたい気持ちもありつつ、「大勢のギャラリーの前で感動させるようなプレーをたくさんしたいです」と、順位よりも内容にこだわる。
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