- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ツアー
- 女子ツアー第2回リランキングを解説 ボーダーラインは? 金田久美子、横峯さくら、青木香奈子ら“崖っぷち”の女たちに注目
女子ツアー第2回リランキングを解説 ボーダーラインは? 金田久美子、横峯さくら、青木香奈子ら“崖っぷち”の女たちに注目
終盤戦出場を懸けた最終舞台
◆国内女子プロゴルフ 第27戦
ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 9月26~28日 利府ゴルフ倶楽部(宮城県) 6590ヤード・パー72
今週開催の国内女子ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」終了後に、第2回リランキングが行われる。

シードを持たない選手にとって、シーズン途中のリランキングは出場権を懸けた中間試験のようなもの。この順位によって、残りシーズンの優先出場権が決まる。秋以降は日照時間の短縮により出場枠が減る大会が増えるため、例年通りなら「30位以内」が実質的な通過ラインと考えられる。
実際、昨年は第2回リランキング「27位以内」の選手がシーズン終盤の6試合すべて(日本女子オープン、TOTOジャパンクラシック、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップを除く)に出場していた。つまり安全圏は「27位」だが、ひとつの目安となるのは「30位」だ。ここに入れるかどうかで、後半戦の戦い方は大きく変わってくる。
し烈なボーダーライン争い
最新の暫定リランキングでは、27位・福山恵梨(196.96pt)、28位・ルーキー中村心(181.54pt)、29位・森井あやめ(176.18pt)、30位・高木優奈(170.16pt)がボーダー付近に並ぶ。
昨年の第2回リランキング終了時の30位が「151.63pt」だったことを考えると、今年は大幅にポイント水準が上昇。全体的にハイレベルな戦いとなっている。
25位の三ヶ島かな(218.02pt)は「北海道meijiカップ」と「ゴルフ5レディス」で9位タイに入り、安全圏に浮上。26位の吉本ここね(215.58pt)も「住友生命Vitalityレディス東海クラシック」で今季初のトップ10を記録し、比較的余裕を持って臨めそうだ。
一方で逆転を狙いたいのは、31位・小滝水音(157.02pt)、32位・吉川桃(151.36pt)、33位・吉澤柚月(148.64pt)。さらに、ツアー2勝を誇る38位・金田久美子(97.10pt)、元賞金女王の横峯さくら(46位・66.57pt)、そしてルーキーながら第1回リランキングを突破した青木香奈子(50位・55.86pt)も崖っぷちに立たされている。
リランキングから解放された6人の優勝者
すでにリランキングの重圧から解放された選手もいる。今季、リランキング対象ながらツアー優勝を飾り、残りシーズンと来季の出場資格を手にしたのは工藤遥加、菅沼菜々、稲垣那奈子、高野愛姫、ルーキーの入谷響と荒木優奈の6人だ。優勝によって一気に立場を変え、安定した出場機会を手にしている。
第2回リランキングを突破できれば、今季後半を安定して戦い抜き、来季のシード争いへ弾みをつけられる。逆に漏れれば下部「ステップ・アップ・ツアー」や主催者推薦に頼らざるを得ず、実戦の機会そのものが限られてしまう。今週の「ミヤギテレビ杯」での一打一打が、選手たちの未来を大きく左右する。
最新の記事
pick up
ranking