【速報】史上最年少プロ・加藤金次郎は連日の「71」 プロデビュー戦は通算イーブンパーで予選落ち濃厚

　昨日、史上最年少となる15歳142日でプロデビューした加藤金次郎（愛知・水無瀬中3年）は、2日目を3バーディー、3ボギーの「71」でプレー。ホールアウト時点で通算イーブンパー89位タイとして予選落ちが濃厚となった。

　この日は首位と9打差のイーブンパー87位タイからスタート。前半2番、5番でバーディーを奪ったが、7番でボギーを喫した。後半12番でボギーを叩き、14番でひとつ取り返したが、16番パー3でボギーを喫した。

　加藤は今月22日にプロ宣言し史上初の中学生プロとなった。今大会へは主催者推薦で出場する。プロとして15歳142日での出場はタイのジャズ・ジェーンワタナノンド（15歳300日／2011年アジアパシフィックパナソニックオープン）を抜いて最年少となる。

　プロツアーは24年の「横浜ミナト・チャンピオンシップ」でマンデー予選会を突破してデビュー。今年は「中日クラウンズ」「ミズノ・オープン」に出場し、予選通過にあと1打に迫る成績を残した。

　今月の「ANAオープン」ではマンデー予選会を1位で通過し本戦に出場。ここまでツアー出場4試合で予選通過はないが、下部ツアーでは初出場の23年から9試合で4回決勝ラウンドに進んでいる。

　6歳でゴルフを始め、ジュニア時代は100回以上と数多くの優勝を積み重ねてきた。今年7月の「日本アマチュア選手権」は6位で終えている。

　開幕前、早期プロ転向の理由のひとつに「道具代だったり遠征費だったり、両親にすごく支えてもらっているので恩返ししたい」との思いを語った加藤だが、初の賞金ゲットとはならなかった。