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- 素人厳禁の一打にゴルフファン衝撃… B・ケプカはなぜ“カート道”から狙えたのか
PGAツアーの解説も務めるゴルフスイングコンサルタント・吉田洋一郎氏が、ツアーの第一線で活躍する選手のプレーを独自の視点で分析。今回は、LIVゴルフからの復帰戦となったブルックス・ケプカ選手が、「ファーマーズインシュランスオープン」3日目に見せた“カート道”からの一打に注目しました。
ブルックス・ケプカが約3年半ぶりのPGAツアー出場
ブルックス・ケプカ選手がPGAツアーに復帰しました。2017年の「全米オープン」、18年、19年の「全米プロゴルフ選手権」連覇など輝かしい実績を持ち、世界ランキング1位に立った経験もあるケプカ選手は、22年にLIVゴルフへ移籍。昨シーズンまでプレーし、通算5勝を挙げています。
LIVゴルフ在籍中の23年には「全米プロ」に出場し、大会3勝目を達成。メジャー通算5勝目を挙げ、“メジャーハンター”の健在ぶりを世界のゴルフファンに強く印象づけました。
約3年半ぶりのPGAツアー出場となった復帰戦「ファーマーズインシュランスオープン」は、初日を「73」で回り101位発進。最終日まで上位に食い込むことはできず、通算4アンダーの56位タイで大会を終えています。

今回注目したいのは、3日目の1番ホール(パー4)で見せたワンシーンです。ティーショットを左に曲げ、ボールはカート道の上へ。救済を受ければ深いラフからのショットを強いられる状況でもあったため、ケプカ選手はあえてカート道から直接打つ選択をしました。
残り161ヤードのセカンドショットを、ピンそば3.5メートルにピタリ。結果は3パットのボギーとなりましたが、クリーンにボールをとらえた美しいフェードで、グリーンをキャッチする見事な一打でした。
カート道からのショットでは、ダフリは当然NGですが、手前から入るのを嫌がって上からヘッドを入れ過ぎるのも危険。わずかなダウンブローからレベルブローのヘッド軌道でインパクトしなければならないのです。
もともとフェードヒッターであるケプカ選手は、緩やかなダウンブローでヘッドを入れる技術に長けており、彼にとっては難度の高いショットではなかったのかもしれません。
フェアウェイバンカーからのショットにも応用
もっとも、コンクリート上のボールを打つ行為はケガの危険性があり、クラブを破損する恐れもあるため、一般ゴルファーにはできません。ただし、緩やかなヘッド軌道でボールを捉える打ち方は、フェアウェイバンカーからのショットに応用できます。
まずはセットアップに注意しましょう。ダフらないようにクラブを短く握り、足元は砂に埋めずに構えます。バランスを取ろうとして足元を埋めると、かえってダフりやすくなるからです。
ボール位置は、通常より1個から2個分ほど右寄りにセットします。これで緩やかなダウンブローで振る準備が整います。
セットアップができたら、トップはコンパクトに、フィニッシュはやや大きめに取るのがコツ。トップを小さくすることでバランスが安定し、フィニッシュを大きくすることでヘッドが加速して、緩みのミスを防げます。
また、インパクトではボールと砂の間にリーディングエッジを入れるイメージは避けましょう。ボールの赤道に刃を入れる感覚で振るのがポイント。多少トップ気味のインパクトでもボールはしっかり上がり、うまくいけばスピンの効いた弾道になります。
フェアウェイバンカーが苦手なゴルファーは、ぜひ参考にしてください。
ブルックス・ケプカ
1990年生まれ、米・フロリダ州出身。2012年にプロ転向し、欧州ツアーを経て15年からPGAツアーに参戦。同年にツアー初勝利を挙げた。メジャー初制覇は17年の「全米オープン」。翌年は「全米プロゴルフ選手権」を制し、さらに「全米オープン」で連覇を達成。19年は「全米プロゴルフ選手権」で連覇を成し遂げている。22年にLIVゴルフへ移籍した後も、23年の「全米プロゴルフ選手権」を制覇した。日本ツアーでは16、17年と「ダンロップフェニックス」を連覇。26年からPGAツアーに復帰した。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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