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- 「復帰できる」を伝えたい 福田真未が示す“ママプロ”のロールモデル
出産を経てツアー復帰を果たした福田真未(ふくだ・まみ)。育児と競技を両立する中で得た前向きな変化と充実感を語り、「復帰できる」という姿を示すことで、後輩たちのロールモデルとなることを目指している。
出産が変えたマインド
◆国内女子プロゴルフ
KKT杯バンテリンレディス 4月17~19日 熊本空港カントリークラブ(熊本県) 6595ヤード・パー72
ツアー通算2勝の福田真未が、母となって戦いの場に戻り、今大会で復帰5試合目を迎えた。2024年7月に長男・蓮くんを出産し、今季開幕戦から約1年8カ月ぶりにツアー復帰を果たしている。
独身時代は行き先のゴルフ場を間違えるなど、「ド天然」なエピソードで周囲を和ませてきた福田。しかし、育児と並行して戦う現在は、プロ生活の中でも特に充実した時間を過ごしているという。

「結婚と出産がめちゃくちゃプラスになっていて、いま一番ゴルフが楽しいんです」
開口一番、そう語った福田の表情には充実感がにじんでいた。
「不思議ですよね。ゴルフがうまくいかなくて、嫌になりかけた時期もありました。でも今は子どもがいるので頑張ろうと思える。前向きな思考になれています」
福田は一般男性と結婚し、2024年7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」を最後にツアーを離脱。同年7月に長男を出産し、産休制度を申請したうえで、今年3月の開幕戦から復帰した。
現在、息子は生後9カ月。福岡の保育園に預けながら、ゴルフと子育てを両立している。当初は不安も大きかったという。
「出産は時間的にも限られていますし、一度ゴルフから離れて本当に復帰できるのか不安でした。体力面も心配でしたが、母が『自分が面倒を見るから、復帰したいなら早いほうがいい』と背中を押してくれて。それで『ええい、行っちゃえ!』と決断しました。子どもも人見知りをしないのか、誰に抱っこされても泣かないんです」
試合週は福岡に住む母に子どもを預けている。
「試合が終わると日曜から火曜は家事と保育園の送迎をして、空いた時間で練習とトレーニング。水曜日に会場へ向かう際、母に子どもを預けています。とても忙しいですが、子どもはかわいいし癒やされますし、逆に時間を有効に使えるようになりました。予定は必ず二重チェックしています。『子育てできるの?』と言われることもありましたが、ちゃんとできています(笑)」
限られた時間の中で効率を追求した結果、かつてのうっかりミスは影を潜め、準備を徹底するプロとしての姿がより際立っている。
天然でおっちょこちょいな一面を持つ福田が、しっかり者へと変化していく――。そこに一抹の寂しさもあるが、母としての責任感は、ツアーに立つことでさらに強まっている。
「戻ってこられるんだ」と思ってもらえれば
「当たり前のことなんですけど、やっとできるようになりました」と自虐気味に笑う福田。母となり、精神的な強さも増した。
「子どもを産んでから本当にいろいろ変わりました。妊娠中に客観的にゴルフを見る中で、『またプレーしたい』という気持ちが強くなったんです。自分にとって大きな転機でした。今は充実していて、疲れもあまり感じません」
夫は仕事の都合で関東在住。福田と子どもは福岡を拠点にしており、生活は離れているが、「ツアー参戦も応援してくれていて、本当にありがたい」と精神面での支えを強調する。
さらに、出産後に復帰した先輩プロとの“ママトーク”も増えてきた。
「後輩から『出産後はどうでしたか?』『体はどうですか?』と聞かれることが増えました。少しでも参考になればと思って伝えています。今年しっかり頑張れば、『復帰できるんだ』と思ってもらえるはず。立派なモデルにはなれなくても、『戻ってこられる』と感じてもらえたらうれしいです」
技術面では「アイアンの飛距離がまだ完全に戻っていない」という課題も残るが、それ以上に「ゴルフができる喜び」が原動力となっている。
天然な愛らしさはそのままに、精神的な強さを手に入れた福田。
「結婚・出産=引退ではない」――その姿勢は、多くの女子ゴルファーに新たな選択肢と勇気を示している。(熊本県菊陽町/キム・ミョンウ)
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