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- 「何もないゴルフってつまんないじゃん(笑)」 テレサ・ルーが誓った母への恩返しと“第2のゴルフ人生”
ツアー通算16勝のテレサ・ルーが、出産を経て今季からツアーに本格復帰。家族の支えを受けながら、かつてとは異なる自然体のスタイルで戦いに向き合う姿には、変わらぬ勝負への情熱と新たな充実感がにじんでいる。
「あなた、いいから行け!」背中を押した家族への恩返し
ママさんゴルファーとしてツアーを転戦するのは並大抵のことではないが、それを可能にしているのは家族の献身的なサポートだ。現在、子どもは台湾にいる親が毎日面倒を見てくれているという。
「うちの親のサポートは本当に大きいです。毎日テレビ電話で話していますけど、(寂しさや心配は)あんまりないね(笑)。『行ってきます!』って感じで。親からも『もうあなた、いいから(試合に)行け!』って言われて送り出されています(笑)」
家族の協力があるからこそ、全力でゴルフと向き合える。そしてそれは、プロゴルファーとしての新たなモチベーションにもつながっている。
「いい成績が出たら、それが一番の恩返しになる。やりがいがあります」。夫も含め、自分のやりたいようにやらせてくれる家族への感謝が原動力だ。
一方で、試合後は毎日子どもとのテレビ電話を欠かさない。試合を休む週には必ず、台湾に帰り、子どもと過ごす時間を大切にしているという。
「やっぱり優勝したい」
話は変わり、今の日本の若手たちの技術について聞いてみた。
「すごく進歩している。みんなデータで管理しているし、コーチの質も上がってスイングがキレイ。あまりスイングもブレなくて安定している。だから勝つのはなかなか難しいね」と語る。
テレサが最後に優勝したのは、2017年11月の「LPGAツアー選手権リコーカップ」。以来、遠ざかっている優勝の2文字。
「(最後の優勝から年月が)遠すぎて覚えてない」と笑い飛ばすが、目指す場所は明確だ。「やっぱり優勝したい。上位にいればいつかチャンスが来る。でも、いいゴルフが続けば、まずはトップ3でいいや」と最後はおどけてみせた。
プレッシャーをエネルギーに変えて戦うかつての実力者は、今、純粋な楽しさと感謝を武器に、第2のキャリアの扉を力強く押し開けようとしている。
文・金明昱
1977年生まれ、大阪府出身の在日コリアン3世。新聞記者として社会・スポーツ取材など幅広い分野を担当。その後、編集プロダクションを経てフリーに転身。2010年、サッカー北朝鮮代表の南アフリカW杯出場決定後、日本メディアとして初めて平壌で代表チームを取材し、『Number』に寄稿。2011年から女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子プロとも親交を深める。現在は女子ゴルフとサッカー、アスリートインタビューなどを中心に雑誌やWEB媒体に寄稿。著書に「イ・ボミ 愛される力」(光文社)。
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