今年5勝の稲見萌寧が涙の逆転負け「単独首位から出ての負けは初めて」

2021年国内女子ツアー5勝の稲見萌寧が2位との4打差を守れず、まさかの逆転負けを喫した。最終的に3バーディー、3ボギーのパープレーに終わり通算16アンダーの2位タイ。同じ最終組スタートの青木瀬令奈に逆転を許した。

◆国内女子プロゴルフ<宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 6月10日~13日 兵庫・六甲国際ゴルフ倶楽部 6517ヤード・パー72>

稲見萌寧がまさかの逆転負け「自分のミスで負けて悔しい」

 誰もが稲見萌寧の独走での優勝を確信していたに違いない。今年に入ってから5勝と他を寄せ付けない強さに加え、今大会は3日目までノーボギーの完璧なゴルフ。4日間大会ではツアー初のノーボギー優勝もかかっていた。

 2位以下に4打差、通算16アンダーからのスタート。いつも通りにプレーすれば優勝は手中に収められたはずだった。

 だが、前半はパープレーが続いた。「ショットは初日から荒れていたけど、今日はティーショットもアイアンも荒れてしまったので、その辺りでチャンスにつかないところと1つのミスが大きくて、あまり伸ばせなかった感じです」。

最終日9番ホール パーパットの様子 稲見選手 写真:Getty images

 9番で今大会初めてのボギーをたたくと、後半は出入りの激しいゴルフが続いた。それでも最終18番では、バーディーパットを決めればプレーオフというところまで粘ったが、勝負のパットを外すと天を仰いだ。

「単独トップで出て負けたのが初めて。自分のミスで負けたことのほうが大きいので、そこがすごく悔しいです」。最終的に3バーディー、3ボギーのパープレーに終わり、同組の青木瀬令奈に逆転を許した。

東京五輪代表争いは残り2戦!視線はすでに次戦へ

 稲見の強さは確かに本物だが、最後まで何が起こるのかわからないのもゴルフの醍醐味だろう。

 逆転された青木瀬令奈のプレーについては、「ティーショットもセカンドショットもすべて曲がらないイメージが強くて、フェアウェイのいい位置に飛んでいました。セカンドもチャンスにつけていて、パターもしっかり決められていた。ボギーを打たなそうなゴルフでした」と、素直に実力を認めていた。

 稲見も今回の敗れ方からまた一つ大きく学び、気を引き締めることができたはずだ。

 今大会を終えAIG全英女子オープン出場権を得たが、まだ出場するかどうかは決めかねている。それより大事なのは東京五輪の代表争いだろう。3番手の古江彩佳と競り合っており、残り2戦となった。

「オリンピックまであと2戦というよりも、前半戦があと2戦と考えています。すべて優勝争いに絡めるようにがんばりたい」。

 悔しさがにじむ敗戦を機に、稲見は気合を入れなおした。

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