“プラチナ世代”吉田優利がツアー初優勝!「米ツアー、パリ五輪も視野に」

2000年度生まれ“プラチナ世代”の吉田優利が、通算18アンダーでツアー初優勝を手にした。プラチナ世代のツアー優勝は、古江彩佳、西村優菜に次いで3人目となった。

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“プラチナ世代” の吉田優利がついにツアー初優勝!

 吉田優利は最終日を“黄金世代”の高橋彩華、“新世紀世代”の西郷真央と同じ最終組で1打差2位からスタートした。

 どの選手が優勝しても初優勝という緊張感漂うなか、吉田は1番をパー、2番をボギーにしたあと、3番から3連続、後半には12番から5連続バーディーを奪う。

「5連続は初めてでした。ほかの人が見ているよりかは集中できていたと思うし、ドキドキする瞬間、心拍数が速く感じる瞬間があったけれど、自分でも不思議で、パッティングを構えるとそれが治まりました。とても冷静に落ち着いてパターを打つことができました」

 ショットを打てばピンに絡み、パットを打てば入る。流れを引き寄せると一気に後続を突き放した。通算18アンダーで2位に3打差をつけて初優勝を手にした。

悲願のツアー初優勝に満面の笑顔を見せた吉田優利 写真:Getty Images

 アマチュアの頃からナショナルチームで活躍し、プロ入り後も優勝に近い選手として注目を浴びていた。

 プロ1年目の2020年はコロナ禍で試合の中止が続き、開幕が遅れたことで、モチベーションの維持やコンディションの調整に苦労した。予選は通過するが優勝争いには絡めず、2021年の開幕戦でも予選落ち。そこから「ゴルフに対して考える時間が増えた」という。

「オフにやってきたことが間違っていたのかなとか、マイナスに少し考えることが多くて、 そこからどうすれば自分がツアーのトップでプレーできるかとも考えました」

 そのうえで出した答えが、“時間の使い方”だ。

「私は圧倒的に効率重視なんです。例えば、人としゃべりながら3時間練習するくらいだったら、真剣に1時間取り組むという考え方でゴルフをしていました。でも、プロになってから、仕事としてゴルフと向き合うようになり、時間は使い方があると考えるようになりました。効率重視が絶対だとは思いませんが、『効率×練習量』というふうに、足し算ではなく掛け算という考え方にして、ゴルフに取り組むことで上手くいくんじゃないかなって考えながら、打ち込んでいました」

 これがプロ2年目の選手のゴルフに対する向き合い方である。「ふさわしいタイミングで優勝できた」と語るのは、勝利に見合う努力をしてきたという自信の表れでもある。

ウィニングパットを決めた吉田優利「いずれは世界へ」 写真:Getty Images

“プラチナ世代”のツアー優勝は通算4勝の古江彩佳、2勝の西村優菜に次いで3人目となった。

「2人ともナショナルチームから一緒に生活してきた友達なので、純粋に2人が優勝している姿をうれしいなと思っていました」

 切磋琢磨するライバルに刺激を受け、「いずれはアメリカに行きたい。3年後のパリ五輪にも出たい気持ちもある」と語る。吉田のさらなる成長に期待したい。

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