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- 2週連続Vの小祝さくらは賞金女王争いのライバル・稲見萌寧のゴルフに何を感じたのか?
CAT Ladies2021で小祝さくらが今季5勝目、通算6勝目を挙げた。最終日を5位から出て4バーディー、3ボギーの71で回り、通算7アンダーで稲見萌寧との4打差を逆転。2週連続の優勝を手にした。
小祝さくらが逆転で今季5勝目 賞金女王へ一歩前進
最終日は正午に最大瞬間風速15.4メートルの強風が吹き荒れ、ほとんどの選手が大きくスコアを落とす中、小祝は耐えるゴルフでジワリと稲見の背中を迫った。
首位と4打差の5位から出て、前半は1バーディー、1ボギー、後半は3バーディー、2ボギーとして71で回り、通算7アンダーで逆転優勝を飾った。この日、アンダーパーで回ったのは小祝を含め4人しかおらず、いかに強風に苦しんだ選手が多かったがよく分かる。
小祝は強風に耐えることができた要因についてこう語る。
「スリークォーターで打つ練習を結構するんですけど、それを打てる事によって、風が強い 日に使えたり、難しい状況でも耐えられるようになりました。強い球が打てるようになったっていうのはすごく大きいですね」
ちなみに「スリークォーター」とは、簡単に言えば、フルスイングを「1」とした場合、「4分の3」程度の力でスイングをすること。飛距離よりも方向性を重視しており、小祝はこのショットを自分のものにしたことで、難しい状況にも対応できたのだろう。
東京五輪で銀メダルを獲得し、今季5勝と勢いに乗る稲見萌寧を逆転して、2週連続優勝を手にしたことも大きな自信になったに違いない。
ただ、今大会は最終日に首位から出た稲見が2バーディー、7ボギーと大荒れのゴルフで失速したのは、小祝にも想定外だった。
「(18番ホールで)最後のパットを打つまでは、萌寧ちゃんが8アンダーだと思ってたので。まさか6アンダーになっているとは思ってなくて」
最後の最後までスコアは確認せず、淡々と自分のゴルフに徹した小祝。1998年度生まれの“黄金世代”の中で、ツアー最多の6勝目をマークし、賞金ランキングも1位をキープ。賞金女王のタイトル獲得へ大きく前進した。
「昨日(2日目)までは萌寧ちゃんと4打差でしたが、やっぱり強いなって思っていました。先週、自分が優勝しても萌寧ちゃんは常に上位にいましたし、安定感もあります。自分も萌寧ちゃんの成績や実力を見ながら、いつも頑張らなきゃ賞金女王になるのは厳しいなと考えさせられます」
表情には見せないが、頂点への野心が言葉の端々に見え隠れする。
一方、優勝会見で笑いを取ったのは、優勝者への副賞である“名物”のショベルカーをどうするのかという質問に対する答え。北海道・北広島市出身の小祝は、「雪かきに使ったり、雪が多い日にコンビニに行くのに使えたらいいな(笑)」と笑っていたが、本人はいたって大真面目なのだろう。
次戦のニトリレディス(8月26日~29日、北海道・小樽カントリークラブ)は所属先が主催する大会。ホステスプロとして、「自信を持ってプレーしたい」と3週連続優勝を狙う。
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