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- “ラフ上等!” 飛ばし屋・永野竜太郎が選択した最短距離作戦が功を奏す!【パナソニックオープン2日目情報】
パナソニックオープン2日目、通算11アンダーで単独首位に立ったのは、33歳の永野竜太郎だった。フェアウェイキープが鉄則といわれる今大会で、あえてドライバーを振り回し2日続けて好スコアをマークした。果たしてどのような考えを持っているのだろうか。
2日目のフェアウェイキープ率は35.71% それでも7バーディ、ノーボギー
◆国内男子プロゴルフ<パナソニックオープン 9月23~26日 城陽カントリー倶楽部(京都府) 6967ヤード・パー72>
アマチュア時代から注目を浴び、20歳でプロに転向した当初から大型プレーヤーとして期待されてきた永野竜太郎。

24歳で初シードを獲得した後も、その期待は大きくなる一方だったが、なかなか結果を出せずに苦しんでいた。18年には6年間守り続けてきた賞金シードを手放したが、19年に賞金ランキング53位となり復活。今期こそ、という意気込みで20-21年シーズンに臨んでいる。
その永野が、2日目に7バーディ、ノーボギーの65をマーク。通算11アンダーとし、単独首位に躍り出た。
「今日はいいパットが入ってくれたので、リズムよく回ることができました」と、ホールアウト後に笑顔を見せた。その言葉どおり、この日はアウトが10パット、インが12パットと安定したストロークを見せた。
圧巻だったのは16番パー5だ。アゲンストだと思っていた風が実はフォローで、3打目をグリーン奥のラフに入れてしまう。4打目のアプローチを寄せ切れず、カップまで4メートルほどショートすることに。下りの難しいラインだったが、慎重にパーパットを沈めることに成功。ここまでノーボギーできていたが、その流れを切らずに18ホールを終えることができた。
初日と違い、この日は午後スタートだった永野。好天に恵まれたおかげでグリーンがどんどん硬くなり、スピードも増してきた。そのぶん、自分が意図したところにボールを止める難易度も上がったという。特に、ラフから打ったボールは距離感をつかみにくく、クラブ選択や落としどころを決める作業を慎重に行った。
本来ならフェアウェイキープを最優先に心がけたいところだが、今週の永野はあえてラフに入ることを許容しているという。事実、フェアウェイキープ率は初日が42.86%(71位タイ)、2日目が35.71%(90位タイ)だった。
メリハリをつけたマネジメントが好スコアにつながった
「今週のコースはレイアップしてもフェアウェイを確実にキープするのは難しいと思います。それならば、ドライバーを選択して2打目でグリーンを狙えるところに置ければいいかなと」
OBゾーンや林の中にさえ入らなければ、ラフにつかまっても構わない。ティーショットを刻んでラフに入れたら長い距離が残るが、2打目の距離が短ければグリーンをとらえるチャンスも出てくる。ショートアイアンを選択できるぶん、高い球を打てるからだ。あとは確実に2パットで収めればいいという作戦だ。
永野と言えば、ドライビングディスタンスが300ヤードに迫るビッグドライブが武器。その反面、フェアウェイキープ率が低い傾向にあった。ツアーで戦ううちにそれが気になるようになり、フェアウェイをキープすることに神経質になり過ぎていたという。
飛距離を抑えてもいいから方向性を大事にしよう、と考えたのだ。確かに、スコアメークが簡単かもしれないが、それは同時に永野の良さも削ることになっていた。いい意味での開き直りが今回の好スコアを生み出しているのだろう。
もちろん、ただ闇雲にドライバーを振り回しているわけではない。飛ばしても意味がない3ホールではしっかりと刻んでいる。要は、メリハリをつけたマネジメントが功を奏しているのだ。
「この2日間は2パットでいいと思っていたのが、1パットになったことでスコアが伸びたんだと思います。できれば、あと27ホールは同じように上手く対処できればいいですね」と決勝ラウンドに向けての抱負を語った永野。
27ホールさえ乗り切ることができれば、サンデーバックナインで勝負できると考えたからだ。今季は~全英への道~ミズノオープンで2位に入っている永野だが、もう2位はいらない。目指すは優勝のみだ。
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