先週逆転のチャンスを奪われた渋野日向子は悔しさを晴らせるか!?【今週、NOBUTA GROUP マスターズGCレディース】

今週の国内女子ツアーはシーズン終盤の高額賞金大会として知られるNOBUTA GROUP マスターズGC レディース。前週、優勝争いに絡みながらも最終日の中止により逆転での2週連続優勝のチャンスを奪われた渋野日向子は、その悔しさをここで晴らせるか?

賞金女王の座を左右するシーズン終盤での高額賞金

◆国内女子プロゴルフ<NOBUTA GROUP マスターズGC レディース 10月21~24日 マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県) 6571ヤード・パー72>

 賞金総額2億円、優勝賞金3600万円の壮絶な奪い合いが幕を開ける。

先週の富士通レディース最終日の中止決定後会見での渋野日向子。悔しさをにじませながら笑顔も見せた 写真:Getty Images

 国内女子ツアー、NOBUTA GROUP マスターズGCレディースは、21日、マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)で開幕。ロングシーズンとなった2020-2021年も今大会を入れて残り6試合と終盤に入り、それぞれが自分の目標に向けたラストスパートのタイミングを計っている。

 シーズン終了後、米女子ツアーの予選会、Qシリーズに挑むことを決めている渋野日向子にとって、結果はもちろん、どれだけ自信を深められるかが大事なポイントだ。スタンレーレディスで2シーズンぶりに優勝し、先週の富士通レディースで2週連続優勝を狙った渋野だったが、最終日が中止。追い上げる機会を失い、プレーオフに1打届かなかった。悔しい気持ちを今大会で晴らし、さらなる自信をつけようと意気込んでいる。

 先週の日曜日、優勝を決める3ホールのプレーオフで古江彩佳に敗れた勝みなみもリベンジに意欲を燃やしている。2週前の日本女子オープンで6打差圧勝し、複数年シードを獲得。海外挑戦がハッキリと見えてきている中での戦いは、敗れはしたもののあくまでも前向きだった。プレーオフ最後のホールで難しいロブショットのアプローチに挑み、自信を深めたのも今後が頭にあるからこそ。現状に満足せず、それでいてマイペースのプレーを貫いて、さらに上を目指している。

 賞金女王争いもクライマックスに入りつつある。1位・稲見萌寧と2位・小祝さくらの獲得賞金は約3987万円差。この大会だけではひっくり返らないが、残り6試合あればどうなるかわからない。3位・西村優菜、4位・古江彩佳のいずれも好調なだけに、1試合1試合、予断を許さない戦いが続く。ビッグプライズの今週は特に重要な1戦となる。

西郷真央ら未勝利の実力者にも注目

 初優勝に手が届きそうで届かない面々も、貪欲にプレーするはずだ。

 今季、トップ10入りが15回、特に直近10試合では6割がトップ10と安定した結果を出しながら未勝利の西郷真央は、賞金ランキング5位。特に、日本女子プロゴルフ選手権、日本女子オープンの公式戦2試合で2位に入った実力があるだけに、今シーズン中の初優勝に一直線に突き進む。

 高橋彩華も17試合でトップ10入りして何度も優勝争いをしながら勝てずにいる1人だ。賞金ランキングでは15位とまずまずの位置につけており、最後の壁を超えるべく、全力を尽くす。

 この大会限りでの引退を表明しているキム・ハヌルのプレーもじっくりと見たいところ。ツアー6勝の実力者だが、3年間、勝利から遠ざかっており、一線を離れることを決めた。最後の舞台でもう一花咲かせることができるのか。目が離せない。

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