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- 「イニエスタ、マー君よりも私は名前が低い」稲見萌寧が楽天所属会見で恐縮気味も「まずは1勝狙う!」
昨季の国内女子ゴルフツアー賞金女王の稲見萌寧が22日、都内ホテルで行われた楽天グループ株式会社との所属契約発表会に出席した。三木谷浩史代表取締役会長兼社長も登壇し、所属に迎え入れた経緯やこれからの活躍を期待した。
「ひたむきな姿勢が楽天のイメージと合致」
国内女子ゴルフツアー通算10勝で、昨シーズン賞金女王の稲見萌寧が、楽天グループ株式会社(以下、楽天)との所属契約発表会見に出席した。
同社の三木谷浩史代表取締役会長兼社長も登壇。契約は3月からで今季から同社ロゴが入ったウエアやキャップ、キャディーバッグを試合で使用する。
稲見といえば2020-21年シーズン9勝と破竹の勢いで賞金女王となり、昨年8月の東京五輪では銀メダルを獲得するなど、目覚ましいシーズンを過ごした。
三木谷氏は今回の契約について「稲見選手のひたむきな姿勢とアスリートとしての魅力が楽天としてのイメージと合致すると思っています。これからのシナジーが大きい」と説明。
稲見は所属契約が決まった心境について、「世界中のトップアスリートと契約されている会社に所属選手として迎え入れていただいたことは、とても名誉でうれしい」と笑顔で語りつつも、“楽天”という大企業に「自分がいてもいいのか」というほどの謙遜ぶりだった。
三木谷氏はサッカーJ1のヴィッセル神戸、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスのオーナーでもある。そこに“名前負け”しそうなイメージが稲見にもあるのか、こんなことを口にしていた。
「スポーツの方だと(アンドレス・)イニエスタさんだったり、マー君(田中将大)だったり、素晴らしい選手の中で、私の名前が低くなってしまうので、恥じないように頑張りたいです。いいプレッシャーで頑張れると思います」
稲見の“人格”も決め手となった
それにしても、なぜ楽天は稲見と所属を結んだのか。“決め手”になった部分について聞かれると、三木谷氏はこう説明した。
「アスリートとしても素晴らしいし、ゴルフは他のスポーツよりも、例えばプロアマ戦だったり、そういう場所でのホスピタリティーが大事で、アメリカのPGAツアーを見ても重要なファクターだと思っていますので、(稲見選手の)人格も含めて社内では満場一致でふさわしい選手だと決まりました」
実力に加え、プロゴルファーとしての品格も要素の一つだと強調していた。
そして「永久シードを取って、日本の歴史に残る選手になってほしい。大活躍を願っています」と、期待を込める三木谷氏。
稲見には2年連続賞金女王のタイトルがかかるが「年間の目標は立てないので、そこはまだ考えていない」というが、それでも勝ちにこだわる気持ちに変わりはない。
「まずは1勝。身近な目標を一つずつクリアしていって、後半戦になって順位が(賞金女王に)近ければ狙っていければいい」
楽天という強力なパートナーを手に入れた稲見。今年はイニエスタとマー君に並ぶ活躍を期待したいところだ。
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